国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 2020-454 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新編現代文B(東京書籍)、新編現代文B学習課題ノート(東京書籍)
担当教員 小林 美恵子

到達目標

1.文学作品を読みあじわうことによって、感受性を豊かにし、自身の興味・関心に沿って主体的に読書をすることができる。
2.評論文や随筆等の様々な文章に接する中で、論理的な思考方法・表現法を把握し、語彙を豊富にし、自らの文章表現に生かすことができる。
3.自らの考えをまとめて、積極的に発表しようとする姿勢を身につけ、実験結果等を発表する際のコミュニケーションに生かすことができる。
4.漢字・ことわざ・慣用句等の小テストを通して高めた国語の基礎能力を、自らの表現活動に生かすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学作品を高い水準で読みあじわうことによって、感受性を豊かにし、読書に親しむきっかけとすることができる。文学作品を読みあじわうことによって、感受性を豊かにし、読書に親しむきっかけとすることができる。文学作品を読みあじわうことによって、感受性を豊かにし、読書に親しむきっかけとすることができない。
評価項目2評論文や随筆等の様々な文章に接する中で、漢字や語彙を豊富にし、高い水準で文章表現力を身につけることができる。評論文や随筆等の様々な文章に接する中で、漢字や語彙を豊富にし、文章表現力を身につけることができる。評論文や随筆等の様々な文章に接する中で、漢字や語彙を豊富にし、文章表現力を身につけることができない。
評価項目3自らの考えをまとめて、積極的に発表しようとする姿勢を涵養し、実験結果等を発表する際のコミュニケーション能力を主体的・能動的に高めることができる。自らの考えをまとめて、積極的に発表しようとする姿勢を涵養し、実験結果等を発表する際のコミュニケーション能力を高めることができる。自らの考えをまとめて、積極的に発表しようとする姿勢を涵養し、実験結果等を発表する際のコミュニケーション能力を高めることができない。
評価項目4漢字・ことわざ・慣用句等の小テストを通して高めた国語の基礎能力を、高い水準で自らの表現活動に生かすことができる。漢字・ことわざ・慣用句等の小テストを通して高めた国語の基礎能力を、自らの表現活動に生かすことができる。漢字・ことわざ・慣用句等の小テストを通し、国語の基礎能力を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
読む・聞く・書く・話す・考えるという日本語の能力を有機的に連携させつつ育成することにより、国際社会で活躍する技術者として求められる思考力、コミュニケーション能力、表現意欲、および感受性を身に付ける。評論文、随想、小説、詩歌などの読解を通して、精神の成長や情操の育成、想像力および感受性の練磨をはかり、技術者の社会的役割と責任を自覚する態度を培う。
授業の進め方・方法:
評論文を取り扱う授業では、論理的な文章の展開を読み取り、自らが、実験結果等をまとめて提出する際や、プレゼンテーション等を行う際に、相手に分かりやすく説明できる文章表現力や発表能力を身につける。文学的文章を取り扱う授業では、主人公や登場人物の心情を理解し、人生の真実や人間の生き方について考える機会とする。また、各回小レポートを課す等して国語基礎力の定着を図る。
注意点:
1 教科書・学習課題ノート・便覧は必要な教材として毎回必ず用意すること。配布資料がある場合はこれについても同様。
2 使用教材は、2年時に国語Ⅱで使用したものと共通です。開講前に 紛失しないよう注意してください。
3 評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や 追加課題を課し、加点することがあります。定期試験は行わず、各回の小レポートや課題、小テストの結果を総合して決定します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション/評論「最初のペンギン」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。本文中から収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。
2週 評論「最初のペンギン」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
3週 評論「最初のペンギン」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
4週 小説「山月記」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
5週 小説「山月記」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
6週 小説「山月記」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
7週 小説「山月記」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
8週 随想「カフェの開店準備」 随想に描かれたものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
2ndQ
9週 随想「カフェの開店準備」 随想に描かれたものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
10週 随想「カフェの開店準備」 随想に描かれたものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
11週 詩歌「永訣の朝」 詩歌に描かれたものの見方・心情表現を読み取り、自分の意見を述べることができる。
12週 詩歌「永訣の朝」 詩歌に描かれたものの見方・心情表現を読み取り、自分の意見を述べることができる。
13週 詩歌「俳句 春雷」 詩歌に描かれたものの見方・心情表現を読み取り、自分の意見を述べることができる。
14週 詩歌「俳句 春雷」 詩歌に描かれたものの見方・心情表現を読み取り、自分の意見を述べることができる。
15週 言葉の扉「紛らわしい漢字」「的確に表現するために」 常用漢字・故事成語・慣用句・類義語・対義語を思考や表現に活用できる。根拠にもとづいて議論し、新たな発想や他者の視点の理解に努め、集団としての思いや考えをまとめることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 評論「環境史から考える」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。本文中から収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。
2週 評論「環境史から考える」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
3週 評論「環境史から考える」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえ、新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。
4週 小説「葉桜と魔笛」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
5週 小説「葉桜と魔笛」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
6週 小説「葉桜と魔笛」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
7週 小説「葉桜と魔笛」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。他者の意見について、立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。
8週 評論「もう一つの知性」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。本文中から収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。
4thQ
9週 評論「もう一つの知性」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
10週 評論「ホンモノのおカネの作り方」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。本文中から収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。
11週 評論「ホンモノのおカネの作り方」 論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
12週 評論「ホンモノのおカネの作り方」 論理的な文章の構成・展開を参考に、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように工夫し、実用的な文章・報告・論文等を作成することができる。
13週 小説「カンガルー日和」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
14週 小説「カンガルー日和」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
15週 小説「カンガルー日和」 小説に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。他者の意見について、立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2前1,後1,後8,後10
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2前2,前3,後2,後9,後11
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後4,後5,後6,後13,後14,後15
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2前15
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1前15
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1前15
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1後12
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2前1,後1,後8,後10
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2後12
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1後7,後15
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1後3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2

評価割合

試験授業参加度(含提出物)相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000