技術英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術英語Ⅱ
科目番号 2023-408 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 はじめてのパラグラフ・ライティング Smart Writing -Active Approach to Paragraph Writing- 仲谷 都 / 吉原 学 / Ruth Fallon 共著 成美堂
担当教員 井原 洋一郎

到達目標

1. パラグラフライティングの手法を学び、日常的なものから科学技術的なテーマについて、論理的で読みやすい文章を英語で書くことができるようになる。
2. 与えられたテーマに関して英語で簡単なプレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 与えられたテーマに関して80~100語から成るパラグラフを書くことができる。(D2-3)□与えられたテーマに沿って、自分の意見やその理由、事例を示し、相応しい語彙や構文を正しく用いて、分かりやすく書くことができる。(試験の点が32点以上に相当)□与えられたテーマに沿って、自分の意見やその理由、事例を示すことができるが、語彙や構文の使い方に誤りが見受けられる。(試験の点が24~32点未満に相当)□与えられたテーマに沿って、自分の意見やその理由、事例が適切に示されていない。(試験の点が24点未満に相当)
評価項目2 与えられたテーマに関して100~150語から成るパラグラフを書くことができる。(D2-3) □与えられたテーマに沿って、賛成・反対の立場を示し、問題点とその原因、解決案等を相応しい語彙や構文を正しく用いて、論理的に書くことができる。(試験の点が32点以上に相当)□与えられたテーマに沿って、賛成・反対の立場を示し、問題点とその原因、解決案等を論理的に示しているが、語彙や構文の使い方に誤りが見受けられる。(試験の点が24~32点未満に相当)□与えられたテーマに沿って、賛成・反対の立場を示し、問題点とその原因、解決案等を論理的に説明できていない。(試験の点が24点未満に相当)
評価項目3 与えられたテーマに関して英語で簡単なプレゼンテーションができる。□論理的に構成され、聞き手にとって聞き取りやすく、理解しやすい話し方である(点数が16点以上に相当)□論理的に構成されているが、聞き手にとって聞き取りにくく、理解されにくい話し方である。(点数が12~15点未満に相当)□構成が論理的ではなく、聞き手にとって聞き取りにくく、理解されにくい話し方である。(12点未満に相当)

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (D2) 説明 閉じる
実践指針のレベル (D2-3) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ビジネスや研究開発、ものづくりの現場では、自分の意見や立場、状況、調査の結果等を相手に分かりやすく、論理的に伝える文章力が求められます。このようなライティングのスキルは、業務上お互いを正しく理解し、効率を高めるだけでなく、交渉を有利に進めたり、新たなビジネスチャンスを創出したりする上で非常に役立ちます。本講座では以下の3点を中心に、将来の実務に役立つ英文のライティングのスキルを学びます。
(1)与えられたテーマに関して80~100語から成るパラグラフを書くことができる。
(2)与えられたテーマに関して100~150語から成るパラグラフを書くことができる。
(3)与えられたテーマに関して作成した文章を基に英語で簡単な発表ができる。
授業の進め方・方法:
パラグラフライティング、つまり難解な内容を論理的に、わかりやすく伝える文章を書くための手法を学びます。
授業は教科書に沿って進めます。まずは教科書の各章の練習問題と手本となる文章を通じて、必要な文法事項や表現を学びます。また、辞書や各種ツールを活用してテーマに相応しい専門用語や表現を調べる方法を学びます。
次に、グループワークとして、与えられたテーマに関して英語でパラグラフを書いていただきます。
さらに、出来上がった英文を基に、グループの代表者に英語で簡単なプレゼンテーションをしていただきます。(プレゼンテーションは、学期中に一人一回必ず行うこととします。)
最後に各グループの英文についてフィードバックいたします。
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。この科目は学修単位科目であり、30時間の対面授業を実施します。併せて15時間の事前学習・事後学習が必要となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
パラグラフとは何か
授業の目的、進め方、評価方法等の説明
適切なつなぎ言葉を使って、自分の意見を述べることができる。
2週 手続き・手順を説明する
グループワーク:簡単な手順書の作成
助動詞や順序を表すつなぎ言葉を適切に使って、手続きや手順を分かりやすく正確に書くことができる。
3週 手続き・手順を説明する
フィードバック
助動詞や順序を表すつなぎ言葉を適切に使って、手続きや手順を分かりやすく正確に書くことができる。
4週 人物や物事を定義する
グループワーク:簡単な商品紹介
特に関係詞を適切に使って、人物や物事を定義し、特長などを詳しく説明できる。
5週 人物や物事を定義する
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
どのような商品か定義を示し、その特長などを口頭で分かりやすく発表することができる。
6週 比較と対照
グループワーク:二つの物事を比較する文章を書く
比較・対照の表現を適切に使って、二人の人物や二つの物事の類似点、相違点を分かりやすく書くことができる。
7週 比較と対照
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
二つの物事の類似点、相違点を口頭で分かりやすく発表することができる。
8週 原因と結果
グループワーク:物事の原因と結果を説明する文章を書く
原因や結果を表す語句を適切に使って、物事の原因と結果を理解し、書くことができる。
2ndQ
9週 原因と結果
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
物事の原因と結果を理解し、口頭で分かりやすく発表することができる。
10週 問題と解決策
グループワーク:問題点とその解決策を説明する文章を書く
解決方法や助言を示す表現を適切に使って、問題を明確に指摘し、その解決策の説明を書くことができる。
11週 問題と解決策
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
問題を明確に指摘し、その解決策の説明を口頭で分かりやすく発表することができる。
12週 賛成・反対意見を述べる
グループワーク:ある事象に対して、賛成・反対する意見を書く
ある事象に対して、賛成・反対する意見とその根拠を書くことができる。
13週 賛成・反対意見を述べる
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
ある事象に対して、賛成・反対する意見とその根拠を口頭で分かりやすく発表することができる。
14週 データ分析
グループワーク:市場調査やアンケートなどの集計結果を説明する文章を書く
市場調査やアンケートなどの集計結果を分かりやすく書くことができる。
15週 データ分析
グループ代表者によるプレゼン及びフィードバック
市場調査やアンケートなどの集計結果を口頭で分かりやすく発表することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験プレゼンテーション合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000