工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工学実験Ⅱ
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 各教員が独自に作成した実験ノート
担当教員 宮下 真信,鈴木 康人,山崎 悟史,松本 祐子

到達目標

1.制御、情報、機械工学に関する課題実験を実施し、実験手法、実験データの解析手法を習得する(E1-4)。                        
2.第三者が実験を再現できる程度のレベルに報告書としてまとめることができる(E1-4)。                                    
3.プログラム作成や制御・機械・メカトロニクス及びコンピュータを活用したシミュレーション、データ処理について、より高い知識を身につけ、技術者に求められる総合的な能力を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
制御、情報、機械工学に関する実験手法、実験データの解析手法を取得する。認知工学、Digital Industory、数値流体力学実験、通信工学実験、ソフトウェア形式検証実験に関する実験手法、データ解析手法を正確に記述することができ、さらに独自の解析手法を提案し実験結果の考察を付加することができる(レポート32点以上に相当)。認知工学、Digital Industory、数値流体力学実験、通信工学実験、ソフトウェア形式検証実験に関する実験手法、データ解析手法を正確に記述することができる(レポート24~32点に相当)。認知工学、Digital Industory、数値流体力学実験、通信工学実験、ソフトウェア形式検証実験に関する実験手法、データ解析手法を正確に記述することができない(レポート24点未満に相当)。
第3者が実験できる程度のレベルで報告書をまとめることができる。実験概要の記述、実験手法の記述、実験結果の記述が明瞭で実験内容や結果を再現することができ、さらに考察内容を深めるための実験を実施または提案できる(レポート48点以上に相当)。実験概要の記述、実験手法の記述、実験結果の記述が明瞭で実験内容や結果を再現することができる(レポート36~48点に相当)。実験概要の記述、実験手法の記述、実験結果の記述が不明瞭で実験内容や結果を再現することができない(レポート36点未満に相当)。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (E1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (E1-4) 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(1)認知工実験、(2)Digital Industry実験、(3)数値流体工学実験、(4)通信工学実験、(5)情報科学実験から構成される。各テーマは、担当教員の専門性を活かしたものとなっている。これらのテーマは、技術者として必要とされているハードウェア・ソフトウェアの両面において実践の場で活用することができるものを意識している。工学技術上では、制御、情報、機械工学の領域にまたがっている。
授業の進め方・方法:
本実験は、5名の教員によるオムニバス方式で実施される。各教員が担当する実験を、1実験あたり2週で実施し、実験内容についてレポートする。
注意点:
各実験報告書を、実験終了後の1週間後までに担当教員に提出する。レポートの修正指導を受けた後に、次週までに修正したレポートを担当教員に提出し評価を受ける。レポート点は、各実験レポートの平均値とする(100%)。全てのレポートが提出され評価されていることが単位取得条件となる。尚、止むを得ない理由がなく実験に遅刻欠席をした場合やレポート提出が遅れた場合には減点対象となる。レポートのコピー等が見つかった場合には、カンニングと見做し当該実験に関するレポート点を0点とする。実験日に欠席した場合には、別途実験を実施して、レポートを提出する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス プログラムの学習・教育目標、授業概要・目標、スケジュール、評価方法と基準の説明をする。実験データ処理方法の基礎、報告書の書き方の基礎の講義するので、講義内容を理解すること。
2週 認知科学実験 非線形な動的システムのシミュレーションおこなう。カオス現象、winner-takes-allについて理解をする。
3週 認知工学実験 非線形な動的システムのシミュレーションおこなう。カオス現象、winner-takes-allについて理解をする。
4週 レポート指導 論理的なレポートの書き方を理解する。
5週 Digital Industry実験 CAE解析について理解する。
6週 Digital Industry実験 CAE解析について理解する。
7週 レポート指導 論理的なレポートの書き方を理解する。
8週 数値流体力学実験 移流方程式の差分解法について理解する。
2ndQ
9週 数値流体力学実験 移流方程式の差分解法について理解する。
10週 レポート指導 論理的なレポートの書き方を理解する。
11週 システムプログラミング実験 システムプログラミング手法について理解する。
12週 システムプログラミング実験 システムプログラミング手法について理解する。
13週 レポート指導 論理的なレポートの書き方を理解する。
14週 情報科学実験 形式手法によるソフトウェア検証方法について理解する。
15週 情報科学実験 形式手法によるソフトウェア検証方法について理解する。
16週 レポート指導 論理的なレポートの書き方を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000004040
専門的能力000006060
分野横断的能力0000000