データベースシステム

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 データベースシステム
科目番号 0005 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 データベースの基礎,永田 武,コロナ社(ISBN:978-4339024562)
担当教員 山崎 悟史

到達目標

1. DBの基本概念,用語,実現方法を理解し,説明できること.
2. DBシステムの設計手法,理論を理解し,対象をモデル化,正規化できること.
3. SQL言語を用いて自在にデータを検索,挿入,更新できること.
4. DBにおける制御(トランザクション,ACID属性,障害回復,2相コミットメントなど)を理解し,説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1DBの基本概念,用語,実現方法を理解し,説明できること(評価割合:8割以上).DBの基本概念,用語,実現方法を理解し,説明できること(評価割合:6~8割).DBの基本概念,用語,実現方法を理解し,説明できること(評価割合:6割未満).
評価項目2DBシステムの設計手法,理論を理解し,対象をモデル化,正規化できること(評価割合:8割以上).DBシステムの設計手法,理論を理解し,対象をモデル化,正規化できること(評価割合:6~8割).DBシステムの設計手法,理論を理解し,対象をモデル化,正規化できること(評価割合:6割未満).
評価項目3SQL言語を用いて自在にデータを検索,挿入,更新できること(評価割合:8割以上).SQL言語を用いて自在にデータを検索,挿入,更新できること(評価割合:6~8割).SQL言語を用いて自在にデータを検索,挿入,更新できること(評価割合:6割未満).
評価項目4DBにおける制御(トランザクション,ACID属性,障害回復,2相コミットメントなど)を理解し,説明できること(評価割合:8割以上)DBにおける制御(トランザクション,ACID属性,障害回復,2相コミットメントなど)を理解し,説明できること(評価割合:6~8割).DBにおける制御(トランザクション,ACID属性,障害回復,2相コミットメントなど)を理解し,説明できること(評価割合:6割未満).

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
データベース(DB)で構築された情報システムは,企業,教育機関などで様々な場で活用され,我々の生活に密接な関わりがある.特に,Webサービスと組み合わせて,絶えず新技術が生み出されている.本講義では,昨今広く利用されているリレーショナルデータベースを取り上げ,最新技術にも通ずるDBの基礎や土台となる考え方について,座学講義,レポートや演習,PC実習を通じて習得する.ほぼ毎授業レポートおよび演習を課す.
授業の進め方・方法:
スライド形式(オリジナルのプリント)による座学講義を主とし、机上での演習(小テスト)やPCを利用した実習を併用して授業を進める.
注意点:
他の科目(オペレーティングシステムや情報ネットワーク論)など関連する内容があるので、これらの科目を履修していると理解しやすい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 授業概要,スケジュール,評価方法と基準等が理解できる.
2週 DB序論 データベースの基礎 (概要と概念) を説明できる.
3週 DB設計1 DBの設計法,3層スキーマを説明できる.
4週 DB設計2 DBの概念設計(ERモデル)を説明できる.【レポート1】を作成し提出する.
5週 DB設計3 DBの論理設計(正規化)を説明できる.【レポート2】を作成し提出する.
6週 SQL1 関係代数演算,DB定義を説明できる.
7週 SQL2 基礎的なデータ検索を説明できる.【レポート2】を作成し提出する.
8週 SQL3 データ検索 (表の結合,集合関数等) を説明できる.
4thQ
9週 SQL4 データ検索 (副問合せ等)を説明できる.データの挿入・更新・削除,その他(ビュー,ストアードプロシージャ,カーソル等) を説明できる.
10週 SQL5 DB制御 (トランザクション,ACID属性,障害回復,2相コミットメント)を説明できる.
11週 SQL実習1 これまで講義してきたSQLの内容についてPCを用いて実習できる.
12週 SQL実習2 これまで講義してきたSQLの内容についてPCを用いて実習できる.
13週 SQL実習3 これまで講義してきたSQLの内容についてPCを用いて実習できる.
14週 データベース最新技術 DBに関する最新技術,他の諸技術(OS,NW等)との関連を説明できる.
15週 学年末試験 返却 学年末試験結果を受け止め,間違えた場所について理解できる.
16週 予備

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題演習合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力3515000050
専門的能力3515000050
分野横断的能力0000000