国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語総合 現代文編』(東京書籍)、『学習課題ノート現代文編』(東京書籍)、『新訂最新国語便覧』(浜島書店)、国語辞典(各自所有のものでよい)
担当教員 小村 宏史

到達目標

1. 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができる。
2. 文芸的文章の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができる。
3. 詩歌(短歌、俳句)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができる。
4. わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に読書をすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を高い水準で把握し、自分なりに考えることができる。 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができる。 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができない。
評価項目2文芸的文章の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を高い水準で把握することができる。 文芸的文章の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができる。 文芸的文章の読解を通して、すぐれた表現に着目しつつ、作品の背景やその舞台設定、および作中人物の心情や行動の変化を把握することができない。
評価項目3詩歌(短歌、俳句)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を能動的に磨き、伝統的な言語文化に髙い興味・関心を持つことができる。 詩歌(短歌、俳句)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができる。 詩歌(短歌、俳句)の読解・鑑賞を通して、想像力や感じ取る力を磨き、伝統的な言語文化に興味・関心を持つことができない。
評価項目4わが国の言語文化に高い水準で関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に読書をすることができる。わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に読書をすることができる。わが国の言語文化に関心を持ち、自身の興味・関心に沿って主体的に読書をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語を的確に理解し、適切に表現する能力を育成する。思考力や想像力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向上をはかる態度を育てる。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う。評論・小説・随想・韻文(詩歌)をバランス良く扱い、テキスト載録作品の読解を通して、それぞれの読解上の注意点や味読のポイントを確認する。また適宜学習課題ノートを用い、問題演習を通して知識の定着をはかる。基本的な漢字や語彙については小テストで知識定着の確認を行う場合もある。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明/図書館利用オリエンテーション 図書館の基本的な使用法が理解できる。
2週 評論「技術が道徳を代行する時」池内了 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
3週 評論「技術が道徳を代行する時」池内了 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
4週 小説「羅生門」芥川龍之介 参考:『今昔物語集』 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
5週 小説「羅生門」芥川龍之介 参考:『今昔物語集』 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
6週 随想「少女たちの「ひろしま」」梯久美子 随想を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
7週 随想「少女たちの「ひろしま」」梯久美子 随想を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 評論「〈顔〉という現象」鷲田清一 評論の論理展開に配慮し、、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
10週 評論「〈顔〉という現象」鷲田清一 評論の論理展開に配慮し、、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
11週 詩歌 室生犀星(「小景異情」) ほか 詩歌特有の表現を理解できる。
12週 詩歌 室生犀星(「小景異情」) ほか 詩歌特有の表現を理解できる。
13週 小説「城の崎にて」志賀直哉 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
14週 小説「城の崎にて」志賀直哉 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
15週 小説「城の崎にて」志賀直哉 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
16週 試験解説/夏季休暇課題提出/随想「蝉と日本語」小池昌代 随想を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
後期
3rdQ
1週 随想「蝉と日本語」小池昌代 随想を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
2週 評論「〈顔〉という現象」鷲田清一 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
3週 評論「〈顔〉という現象」鷲田清一 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
4週 評論「〈顔〉という現象」鷲田清一 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題を読みとることができる。
5週 小説「鏡」村上春樹 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
6週 小説「鏡」村上春樹 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
7週 小説「鏡」村上春樹 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 詩歌「十五の心――短歌抄」 石川啄木ほか 短歌を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
10週 詩歌「十五の心――短歌抄」 石川啄木ほか 短歌を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
11週 詩歌「十五の心――短歌抄」 石川啄木ほか 短歌を読み、そこに描かれたものの見方や感じ方に興味・関心を広げることができる。
12週 小説「富嶽百景」太宰治 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
13週 小説「富嶽百景」太宰治 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
14週 小説「富嶽百景」太宰治 小説に描かれた人物、情景、心情について、文章表現に即して正確に読みとることができる。
15週 近代文学史 代表的な近代文学作品およびその関係人物などについて、文学史上の位置づけを理解し、説明できる。
16週 試験解説/1年間のまとめ/授業評価

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験授業内課題授業外課題態度合計
総合評価割合70101010100
基礎的能力70101010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000