情報ネットワーク論

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報ネットワーク論
科目番号 0007 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 井関 文一, 金 武完, 鈴木 英男, 吉澤 康介,情報ネットワーク概論―ネットワークとセキュリティの技術とその理論,コロナ社
担当教員 山崎 悟史

到達目標

1. 情報ネットワークの基本概念,用語,動作原理を理解し,説明できること.
2. 情報ネットワークに関する基礎理論を理解し,説明できること.
3. 情報ネットワークの最適な設計に向け,基本的な諸量を計算により求めることができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報ネットワークの基本概念,用語,動作原理を理解し,説明できる(評価割合:8割以上).情報ネットワークの基本概念,用語,動作原理を理解し,説明できる(評価割合:6~8割).情報ネットワークの基本概念,用語,動作原理を理解し,説明できる(評価割合:6割未満).
評価項目2情報ネットワークに関する基礎理論を理解し,説明できる(評価割合:8割以上).情報ネットワークに関する基礎理論を理解し,説明できる(評価割合:6~8割).情報ネットワークに関する基礎理論を理解し,説明できる(評価割合:6割未満).
評価項目3情報ネットワークの最適な設計に向け,基本的な諸量を計算により求めることができる(評価割合:8割以上).情報ネットワークの最適な設計に向け,基本的な諸量を計算により求めることができる(評価割合:6~8割).情報ネットワークの最適な設計に向け,基本的な諸量を計算により求めることができる(評価割合:6割未満).

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 インターネットに代表される情報ネットワーク(NW)は,今や我々の生活にとって必要不可欠なインフラである.それは,OSやDBなどのコンピュータを深く関わりがあり,さらに光ケーブルを媒体とした有線NWからモバイル空間での無線NWへと利用の場が広がっている.
 本講義では,昨今広く利用されているTCP/IPを中心に,最新技術にも通ずるNWの基礎や土台となる考え方について,主に座学講義やレポート課題等を通じて習得する.講義範囲は多岐に渡るため,履修にあたり十分な予復習が求められる.
授業の進め方・方法:
スライド形式(オリジナルのプリント)による座学講義を主とし、机上での演習(小テスト)やPCを利用した実習を併用して授業を進める.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業概要,スケジュール,評価方法と基準等を理解できる.
2週 情報ネットワーク序論 情報ネットワークの基礎(概念と概要,最新動向など)を説明できる.
3週 アプリケーション層 ドメイン,DNS,WWW(URL, HTML, HTTP)について説明できる.
4週 トランスポート層1 TCP/IPプロトコルスタックとそのデータ送受について説明できる.
5週 トランスポート層2 TCPとUDPについて説明できる.
6週 ネットワーク層1 IPとその補助プロトコル(ARP,ICMP),IPアドレッシング,サブネットマスクについて説明できる.
7週 ネットワーク層2 ルータとルーティングの仕組みの基本を説明できる.
8週 中間試験返却 中間試験結果を受け止め,間違えた箇所について理解できる.
2ndQ
9週 ネットワーク層3 通信トラヒック理論の基礎としてM/M/1モデルを解析できる.
10週 ネットワーク層4 通信トラヒック理論の基礎としてM/M/1モデルの諸量を求めることができ,ネットワーク設計の基礎ができる.
11週 ネットワーク実習 コンピュータを用いてネットワーク基礎について実習できる.
12週 データリンク層 LAN,CSMAについて説明できる.
13週 物理層1 情報理論の基礎として情報量を説明でき,関連する計算ができる.
14週 物理層2 情報理論の基礎として通信路容量を説明でき,関連する計算ができる.
15週 期末試験返却 期末試験結果を受け止め,間違えた箇所について理解できる.
16週 予備

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000