到達目標
C++言語によるプログラムをオブジェクト指向プログラミングの観点から作成できることを到達目標とする。具体的には以下の通り。
1.ファイル分割をコンパイルも含めて適切に行うことが出来る
2.オブジェクトやクラスに対して適切な名称をつけることが出来る
3.インデントを正しく行える
4.クラスをきちんと宣言することが出来、publicやprivateを適切に使い分けられる
5.アクセサを正しく定義し利用できる
6.コンストラクタやデストラクタを利用できる
7.参照を理解し利用できる
8.クラス継承を行うことが出来る、protectedを利用できる、virtual宣言を行うことが出来る
9.コピーコンストラクタを正しく利用できる
10.STLを利用することができる
11.単体テストを利用できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | クラスをきちんと宣言でき,publicとprivateを使い分けられる | クラスを正しく宣言できる | クラスを正しく宣言できない |
評価項目2 | コンストラクタやデストラクタを利用できる | コンストラクタかデストラクタを利用できる | コンストラクタもデストラクタも利用できない |
評価項目3 | STLを利用することが出来る | | STLを利用することが出来ない |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3
説明
閉じる
教育方法等
概要:
C++によるオブジェクト指向プログラミングとグループによるプログラミングを通じてC++の機能と文法を習得する。
授業の進め方・方法:
演習形式とする。毎回、eLearningシステム上で教材を公開しその内容に応じて問題を解いていく。最後の方では統合開発環境を導入し、グループ別に課題を実施する。バーンダウンチャートにより進捗を把握し版管理システムによって開発を統合する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
3.授業計画は学生の理解度に応じて進捗が前後することがあります。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
C言語の復習 |
ファイル分割を適切に行うことが出来る、構造体を利用したプログラミングが出来る、単体テストを利用できる
|
2週 |
C++の導入、クラスの設計と宣言、情報隠蔽 |
C++のヘッダファイルでクラスを定義できる、UMLを使用してクラスを表現できる、privateやpublicを適切に利用できる
|
3週 |
コンストラクタとデストラクタ、関数のオーバーロード |
コンストラクタとデストラクタを適切に利用できる、関数のオーバーロードを理解できる、アクセサを適切に利用できる
|
4週 |
確認課題(1) |
これまでの内容を利用したソースコードを開発できる
|
5週 |
ポインタ変数とその利用の仕方 |
オブジェクト指向プログラミングにおいてポインタ変数をコンストラクタとデストラクタ内で使用できる
|
6週 |
関連 |
クラスを他のクラス内のポインタメンバとして利用できる、vectorテンプレートを利用できる
|
7週 |
継承 |
クラスを他のクラスに拡張できる
|
8週 |
多態性 |
virtual演算子を利用できる、virtualデストラクタを定義できる
|
4thQ |
9週 |
単体テスト |
単体テストを定義できる
|
10週 |
統合開発環境 |
統合開発環境を利用できる
|
11週 |
確認課題(2) |
これまでの内容を利用したソースコードを開発できる
|
12週 |
グループ別課題(1) |
設計、担当決定
|
13週 |
グループ別課題(2) |
開発
|
14週 |
グループ別課題(3) |
単体テスト、結合テスト
|
15週 |
グループ別課題(4)/アンケート |
発表
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 個別演習 | 班別演習 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |