(学際科目)エネルギー応用Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 (学際科目)エネルギー応用Ⅰ
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気応用(1)(新編 電気工学講座(21) 深尾保、他、コロナ社
担当教員 高野 明夫

到達目標

1.照明の基礎事項について説明できる。
2.照明に関する計算(配光・光度及び光束、照度など)ができる。
3.電熱に関する一般事項が説明できる。
4.電熱に関する計算問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.照明の基礎事項について説明できる。照明の基礎事項について分かり易く説明できる。照明の基礎事項について説明できる。照明の基礎事項について説明できない。
2.照明に関する計算(配光・光度及び光束、照度など)ができる。照明に関する計算(配光・光度及び光束、照度など)問題を8割以上解くことができる。照明に関する計算(配光・光度及び光束、照度など)問題を6割以上解くことができる。照明に関する計算(配光・光度及び光束、照度など)ができない。
3.電熱に関する一般事項が説明できる。電熱に関する一般事項を分かり易く説明できる。電熱に関する一般事項が説明できる。電熱に関する一般事項を説明できない。
4.電熱に関する計算問題を解くことができる。電熱に関する計算問題を8割以上解くことができる。電熱に関する計算問題を6割以上解くことができる。電熱に関する計算問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気エネルギーは我々の生活に欠かすことのできないエネルギー媒体である。かつて3種の神器と呼ばれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機は全て電気製品であり、近年にはこれにエアーコンディショナーが加わり、さらにはオール電化住宅まで登場している。照明分野においても、人類は長い間火を利用してきたが、電気によるアーク灯、白熱電球、蛍光灯、LEDへと進歩してきている。LEDの利用などは歴史的には最近の事であり、照明分野の進歩は極めて著しい。家庭分野だけでなく産業分野においては、電気を応用した電気溶接は重要な位置を占めており、多くの工業製品の製造過程に用いられている。本講義では、照明工学と電熱工学に範囲を絞り、これらの分野に電気エネルギーがどのような仕組みで応用されているのかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に行うが、演習問題も実施する。適宜宿題を課すので、課された場合は指定期日までに提出すること。
注意点:
1.60点以上の場合に合格とする。評価基準については、成績評価基準表(ルーブリック)による。
2.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学改革支援・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
3.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、照明工学 教育目標・授業概要・評価方法等について知る。照明の基礎事項を説明できる。
2週 照明工学 照明の基礎事項、電球、放電灯を説明できる。
3週 照明工学 測光、配光・光束の計算ができる。
4週 照明工学 照度の計算ができる。
5週 照明工学 照度設計ができる。視覚と色彩について説明できる。
6週 電熱工学 熱に関する一般事項を説明できる。
7週 電熱工学 熱に関する基本計算ができる。
8週 前期中間試験 到達度チェック
2ndQ
9週 電熱工学 発熱体、耐火材料と保温材料、家庭電熱について説明できる。
10週 電熱工学 電気炉に関する計算ができる。
11週 電熱工学 電気乾燥機について説明できる。
12週 電熱工学 電気溶接について説明できる。
13週 電熱工学 電気冷凍について説明できる。
14週 電熱工学 演習(電熱に関する計算問題が解ける。)
15週 前期末試験
16週 まとめ 答え合わせとまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

前期試験後期末試験課題レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404020000100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力404020000100