到達目標
1. 物質量を利用して濃度の計算ができるようになる
2. 溶液の酸性・塩基性がわかり、pHの計算ができるようになる
3. 酸塩基反応及び酸化還元反応の反応式が立てられるようになる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物質量を利用して濃度の応用的な計算ができる | 物質量を利用して濃度の計算ができる | 物質量を利用して濃度の計算ができない |
評価項目2 | 溶液の酸性・塩基性がわかり、混合溶液についてもpHの計算ができる | 溶液の酸性・塩基性がわかり、単純な溶液のpHの計算ができる | 溶液の酸性・塩基性がわからず、pHの計算ができない |
評価項目3 | 複雑な酸塩基と酸化還元の反応式が立てられ濃度計算ができる | 酸塩基と酸化還元の反応式が立てられる | 酸塩基と酸化還元の反応式が立てられない |
評価項目4 | 複雑な化学式から物質の名称を言える | 簡単な化学式から物質の名称を言える | 簡単な化学式から物質の名称を言えない |
学科の到達目標項目との関係
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2
説明
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教育方法等
概要:
物質工学とは,物質の組成,構造,性質を探求して,新しい素材や利用方法を提案する学問である。沼津高専の物質工学科では,5カ年間で材料化学と生物工学の領域を学習する。本授業では材料化学の基礎として重要な物質の名称、溶液における濃度の算出法、酸塩基反応、酸化還元反応の基礎をまなぶ。
授業の進め方・方法:
講義と演習を同程度に行う。
評価は中間試験40% 期末試験40%,レポート課題20%とする
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション |
物質工学基礎で行う内容を説明できる
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2週 |
溶液の濃度に関する解説 |
溶液の濃度の計算法を説明できる
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3週 |
溶液の濃度に関する演習I |
簡単な溶液の濃度を計算できる
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4週 |
溶液の濃度に関する演習II |
簡単な溶液の濃度を計算できる
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5週 |
酸塩基、pH、中和反応に関する解説 |
溶液の水素イオン濃度、pHの計算法、と中和反応を説明できる
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6週 |
酸塩基とpHに関する演習I |
溶液の水素イオン濃度とpHの計算ができる
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7週 |
pHと中和反応に関する演習II |
溶液の水素イオン濃度とpHの計算ができる
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8週 |
溶液の濃度, 酸塩基とpHに関する演習 |
溶液の濃度と溶液の水素イオン濃度とpHの計算ができる
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4thQ |
9週 |
無機化合物の命名 |
簡単な化学式から無機化合物の名称をいうことができる
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10週 |
有機化合物の命名I |
簡単な化学式から有機化合物の名称をいうことができる
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11週 |
有機化合物の命名II |
複雑な化学式から有機化合物の名称をいうことができる
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12週 |
酸化還元反応に関する解説I |
酸化反応と還元反応を説明できる
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13週 |
酸化還元反応に関する演習I |
酸化還元反応の反応式を立てられる
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14週 |
酸化還元反応に関する演習II |
酸化還元の反応式から反応する物質量が計算できる
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15週 |
復習 |
溶液の濃度、化学物質の名称、pH計算、酸化還元反応に関わる基礎的課題を解くことができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 強酸、強塩基および弱酸、弱塩基についての各種平衡について説明できる。 | 1 | 後5,後6,後7,後8 |
強酸、強塩基、弱酸、弱塩基、弱酸の塩、弱塩基の塩のpHの計算ができる。 | 1 | 後5,後6,後7,後8 |
中和滴定についての原理を理解し、酸及び塩基濃度の計算ができる。 | 1 | 後5,後7,後8 |
酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 1 | 後14 |
物理化学 | 電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。 | 1 | 後9,後10,後11,後15 |
分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 分析化学実験 | 中和滴定法を理解し、酸あるいは塩基の濃度計算ができる。 | 1 | 後7 |
酸化還元滴定法を理解し、酸化剤あるいは還元剤の濃度計算ができる。 | 1 | 後14 |
物理化学実験 | 温度、圧力、容積、質量等を例にとり、測定誤差(個人差・器差)、実験精度、再現性、信頼性、有効数字の概念を説明できる。 | 1 | 後9,後15 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的な化学の能力 | 80 | 20 | 100 |