無機化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 無機化学Ⅱ
科目番号 2019-561 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 理工学系基礎レクチャー 無機化学
担当教員 大川 政志

到達目標

1. 酸化と還元に関する基礎的な事項が説明できる
2. 17族16族15族14族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できる
3. 1族2族13族18族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1酸化と還元に関する事項を理解した上で応用できる酸化と還元に関する基礎的な事項が説明できる酸化と還元に関する基礎的な事項が説明できない
評価項目217族16族15族14族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を理解した上で応用できる17族16族15族14族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できる17族16族15族14族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できない
評価項目3 1族2族13族18族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を理解した上で応用できる 1族2族13族18族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できる 1族2族13族18族元素に関する単体との代表的な化合物の性質を説明できない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学反応で重要な酸化還元反応の基礎となる標準酸化還元電位とネルンストの式を理解する
無機化学Iで学んだことを復習した上で典型元素の単体と代表的な化合物の性質について学ぶ
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行う
試験80%、夏休みの課題20%で評価を行う。
注意点:
「評価については、評価割合に従って行います。ただし、 適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。」
「中間試験を授業時間内に実施することがあります。」

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスおよび電子配置,元素の一般的性質 電子配置,元素の一般的性質について説明できる
2週 化学結合 化学結合について説明できる
3週 酸塩基 酸塩基の定義と強さについて説明できる
4週 酸化還元(1) 酸化還元反応の基礎的事項や酸化数について説明できる
5週 酸化還元(2) 標準酸化還元電位とネルンストの式について説明できる.
6週 演習(1) 酸化と還元に関する基礎的な演習課題を解くことができる
7週 17族元素の化学 17族元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
8週 16族元素の化学 16族元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
2ndQ
9週 15族元素の化学 15族元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
10週 14族元素の化学 14族元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
11週 演習(2) 17族16族15族14族元素に関する基礎的な演習課題を解くことができる
12週 13族元素の化学 13族元素の単体との代表的な化合物の性質を説明できる
13週 1,2族元素の化学 1,2族の元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
14週 水素と希ガスの化学 水素の元素の単体と代表的な化合物の性質を説明できる
15週 演習'3) 1族2族13族18族元素に関する基礎的な演習課題を解くことができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。4前1
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。4前1
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。4前1
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。4前1
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。4前1
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。4前1
イオン結合と共有結合について説明できる。4前2
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。4前2
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。4前2
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。4前2
配位結合の形成について説明できる。4前3
水素結合について説明できる。4前14,前15
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。4前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000