概要:
無機化合物の機器分析は,化学だけでなく生物,医学,環境など非常に広い分野で応用されている.物質工学科の他の科目さらには卒業研究においてもほとんどの分野で使われ,さまざまな研究,産業の基礎的な部分に不可欠である.ここでは,汎用的に用いられる機器分析手法の原理および応用例などについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は講義中心となるが、教室に持ち込むことができる分析機器については、それらを用いて積極的に演示実験を取り入れ、学生の理解度を深めるために効果的に授業を行う。内容としては、電磁波を用いる分析法を中心に授業を行う。
注意点:
評価については,評価割合に従って行う.中間試験を授業時間内に実施することがある.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前12,前14,前15 |
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前15 |
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 3 | 前4,前8,前9,前10,前15 |
自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 前1,前2,前11,前12,前13,前14,前15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前11,前12,前13,前15 |
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | 前4 |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前15 |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 4 | 前8,前9,前10,前15 |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |