社会と工学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 社会と工学
科目番号 2022-633 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 小谷 進,村松 久巳,新冨 雅仁,大津 孝佳,山之内 亘,長縄 一智,古川 一実

到達目標

 以下に示す4項目について修得する.
(1)地域社会の基本情報や構造について説明できる.
(2)地域社会が抱える問題点を,チーム単位で見出すことができる(C3-2).
(3)地域社会が抱える問題点に対して工学的な観点から解決のための提案をすることができる.
(4) 工学的な問題解決法を知的財産と結びつけて理解することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(秀)優秀な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安修得できたと判断できる到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
1.地域社会の基本情報や構造について説明できる. □ 本年度協力頂く地域の自治体・企業・団体等の業務内容と特徴に加え,独自の観点から情報収集や研究を行うことができる.□ 本年度協力頂く地域の自治体・企業・団体等の業務内容と特徴について説明できる.□ 本年度協力頂く地域の自治体・企業・団体等の業務内容について説明できる.□ 本年度協力頂く地域の自治体・企業・団体等の業務内容について最低限の内容を説明できる.□ 本年度協力頂く地域の自治体・企業・団体等の業務内容について説明できない
2.地域社会が抱える問題点を,チーム単位で見出すことができる(C3-2).□ チームで取り組むべき課題について理解するとともにチームの一員であることを自覚し,自らに割り当てられた役割を達成するための積極的で的確な行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともにチームの一員であることを自覚し,自らに割り当てられた役割を達成するための積極的な行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともにチームの一員であることを自覚し,自らに割り当てられた役割を達成するための行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解するとともにチームの一員であることを自覚し,自らに割り当てられた役割を達成するための最低限の行動がとれる.□ チームで取り組むべき課題について理解できておらず,チームの一員であることの自覚がなく,自らに割り当てられた役割を達成するための行動がとれない.
3.地域社会が抱える問題点に対して工学的な観点から解決のための提案をすることができる.□ 地域社会が抱える問題点を見出すことの必要性を理解した上で,自らの提案を戦略的問題解決手法として工学的観点から説明できている.□ 地域社会が抱える問題点を見出すことの必要性を理解した上で,自らの提案を工学的観点から過不足なく説明できる.□ 地域社会が抱える問題点を見出すことの必要性を理解した上で,自らの提案を工学的観点から説明できる.□地域社会が抱える問題点を見出すことの必要性を理解した上で,問題解決手法について工学的アイデアをいくつか提案できる.□地域社会が抱える問題点を見出すことの必要性を理解した上で,問題解決手法について工学的アイデアを提案できない.
4.工学的な問題解決法を知的財産と結びつけて理解することができる。□ 知的財産権の理念に基づき,新技術開発における「知的財産」の持つ力を深く理解できており、発明原理の一手法を実践できた.□ 知的財産権の理念に基づき,新技術開発における「知的財産」の持つ力を理解できており、発明原理の一手法を実践できた.□ 知的財産権の理念に基づき,新技術開発における「知的財産」の持つ力を大きな間違いもなく理解でき、発明原理の一手法も理解できた.□ 知的財産権の理念に基づき,新技術開発における「知的財産」の持つ力を最低限理解できており、発明原理の一手法も最低限理解できてた.□ 知的財産権の理念を理解しておらず,新技術開発における「知的財産」の持つ力を理解できていない.発明原理の一手法についても理解していない.

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 1 説明 閉じる
【本校学習・教育目標(本科のみ)】 5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 地域社会を理解し,3年生までに修得した工学技術の専門的知識を創造的に活用しながら所属学科の異なる学生チームにより,地域社会が抱える問題を見出す.本講義は地域の自治体や企業等の外部団体による協力のもと,学生チームが見出した問題点について工学的な問題解決方法を提案し、その妥当性について議論する.加えて本講義では,問題点を見出す能力の必要性と新たに見出された知的財産の取扱いについて理解する.
授業の進め方・方法:
授業は講義と課題解決のための学生間の議論(グループワーク)を中心に行なう.講義中は集中して聴講すると共に,積極的に議論に参加すること.適宜,レポート・報告書・演習課題を課すので,指定された方法で期日までに提出すること.
注意点:
評価については、評価割合に従って行います.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ・教科にて習得すべきことが理解できる.
・地域問題にかかわる自治体職員による講演より地域が抱えるの問題点を受け理解できる.
2週 知財教育1 ・発想法について理解できる.
・パテント検索法と利用方法が理解できる.
3週 グループワーク1 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
4週 グループワーク2 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
5週 グループワーク3 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
6週 知財教育2 ・GWで発案されたアイデアを知財の観点から分析を行うことができる.
7週 グループワーク4 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
8週 グループワーク5 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
4thQ
9週 グループワーク6 ・各GWクラス単位にて目標を指示します。
10週 グループワーク7 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
11週 グループワーク8 ・各GWクラス単位にて目標を指示します.
12週 プロジェクト発表会(代表選出) ・各グループワーククラスの発表を聴き、その内容理解と今後の活用ができる.
13週 プロジェクト発表会(全体発表) ・各グループワーククラスの最優秀テーマ発表を聴き、その内容理解と今後の活用ができる.
14週 企業経験者による講演
・企業経験者の立場から、地域が抱える問題点や課題、解決法などの説明を受け理解できる.
15週 知財教育3 ・GWで発案されたプロジェクトとその中のアイデアを知財の観点から分析を行うことができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

GW知財教育自治体講演企業経験者講演合計
総合評価割合5530510100
(1)地域社会の基本情報や構造について説明できる. 20051035
(2)地域社会が抱える問題点を,チーム単位で見出すことができる(C3-2).1500015
(3)地域社会の産業が抱える問題点に対して工学的な観点から解決のための提案をすることができる.1000010
(4) 工学的な問題解決法を知的財産と結びつけて理解することができる.10300040