概要:
物質工学科本科課程の目標には,化学と生物の基礎を理解し,基本的な計算ができるようになることがある。本科目では,高等学校(中等教育)履修内容と本学科課程(高等教育)の学習内容の差異を認識し,演習を通して専門科目の十分な修得に備えるべく化学への理解を深めることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式での授業ののちに演習を行う形式を基本とする.授業中には適宜演習を行う.
注意点:
評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 後6,後10 |
水の状態変化が説明できる。 | 3 | 後6 |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 3 | 後6 |
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 後6,後7 |
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 3 | 後6,後7 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 後6,後7 |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | 後2,後10,後13,後14 |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 後2,後7,後10,後11,後13,後14 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 後7,後10,後11,後12,後13,後14 |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 後7 |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 後11 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 溶解度・溶解度積について理解し必要な計算ができる。 | 3 | 後11,後12 |
緩衝溶液とpHの関係について説明できる。 | 3 | 後11 |
陽イオンや陰イオンの関係した化学反応について理解し、溶液中の物質の濃度計算(定量計算)ができる。 | 3 | 後11 |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 3 | 後2,後4,後9,後10,後12,後13,後14,後15 |