以下に示す6項目について修得する.(1) ガス吸収を理解し,吸収装置を設計できる (C1-3), (2)湿度図表を理解し,乾燥速度を計算できる (C1-3),(3)晶析の概要を理解し,結晶成長機構が説明できる (C1-3),(4) 蒸発缶の設計ができる (C1-3),(5) 単一粒子の運動を理解し,流体からの粒子の分離法を説明できる (C1-3),(6) ろ過装置の設計ができる (C1-3).
概要:
化学工学は,実験室で得た発見・発明を工業化するために,輸送・熱交換・反応装置の設計を的確に行えるように,単位操作の設計法を習得する学問である.化学工学の単位操作は流動・伝熱をはじめ,拡散分離・機械的,化学的分離があり,化学工学I,IIでその幾つかはすでに学んでいる.分離操作は化学プロセスに必須の単位操作であり,種々の分離操作やその原理を学修することは重要である.分離工学ではガス吸収,調湿・乾燥,蒸発操作,晶析および粉粒体操作を学修する.
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に適宜学習内容について議論を行なう.講義中は集中して聴講すると共に,積極的に議論に参加すること.適宜,レポート・演習課題を課すので,翌週の授業開始時までに週番が回収し,番号順に並び替えて提出すること.
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。
2.この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15(30)時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり30(15)時間の事前学習・事後学習が必要となる。
3.社会状況(感染症等による)により講義内容を変更する場合がある.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 化学工学 | SI単位への単位換算ができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
物質の流れと物質収支についての計算ができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15 |
化学反応を伴う場合と伴わない場合のプロセスの物質収支の計算ができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前12,前13,前14,前15 |