現代の国語

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代の国語
科目番号 2024-642 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『現代の国語』(東京書籍)、『学習課題ノート 現代の国語』(東京書籍)、『国語便覧』(大修館書店)
担当教員 芳賀 多美子

到達目標

1. 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができる。
2. 実社会に必要な語彙・語法・文法的技能を身に付け、自らの言語活動に生かすことができる。
3. 言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、言葉を通して他者や社会に関わろうとする姿勢をもつことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を高い水準で把握し、自分なりに考えることができる。 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができる。 論理的文章の読解を通して、論理的な思考方法および表現法を把握し、自分なりに考えることができない。
評価項目2実社会に必要な語彙・語法・文法的技能を身に付け、自らの言語活動に高い水準で生かすことができる。実社会に必要な語彙・語法・文法的技能を身に付け、自らの言語活動に生かすことができる。実社会に必要な語彙・語法・文法的技能を身に付け、自らの言語活動に生かすことができない。
評価項目3言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、言葉を通して他者や社会に関わろうとする姿勢を積極的にもつことができる。言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、言葉を通して他者や社会に関わろうとする姿勢をもつことができる。言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、言葉を通して他者や社会に関わろうとする姿勢をもつことができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語を的確に理解し、適切に表現する能力を育成する。思考力や想像力を伸ばし、心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向上をはかる態度を育てる。
授業の進め方・方法:
講義形式に加えてアクティブラーニングを適宜導入する。テキスト所収の文章を通して、論理的文章の読解上の注意点や味読のポイントを確認する。また復習のために学習課題ノートを用い、問題演習を通して知識の定着をはかる。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス概説
【読解編】1.視点を変える「木を見る、森を見る」「技術が道徳を代行する時」「水の東西」《評論の型》《評論文キーワード》
論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。本文中の常用漢字について正しく読み書きできる。
2週 【読解編】1.視点を変える「木を見る、森を見る」「技術が道徳を代行する時」「水の東西」《評論の型》《評論文キーワード》 評論の論理展開に配慮し、文章表現に即して正確に主題・構成・展開を的確にとらえ、要約できる。
3週 【読解編】1.視点を変える「木を見る、森を見る」「技術が道徳を代行する時」「水の東西」《評論の型》《評論文キーワード》 評論の論理展開に配慮し、表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
4週 【読解編】2.言葉へのまなざし「『身銭』を切るコミュニケーション」「言葉は世界を切り分ける」「解釈」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。本文中の常用漢字について正しく読み書きできる。
5週 【読解編】2.言葉へのまなざし「『身銭』を切るコミュニケーション」「言葉は世界を切り分ける」「解釈」 評論の論理展開に配慮し、表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
6週 【探究編】「本を紹介する」図書館の利用法・「手順を整理して正確に伝える」探究学習へのアプローチ 図書館の利用法を確認しながら、自分の意見を整理し正確に伝える準備をすることができる。
7週 【探究編】「本を紹介する」図書館の利用法・「手順を整理して正確に伝える」探究学習へのアプローチ 自分の意見を正確に伝えることができる。
8週 【読解編】3.メディアを考える「広告の形而上学」「時間と自由の関係について」「映像文化の変貌」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。本文中の常用漢字について正しく読み書きできる。
2ndQ
9週 【読解編】3.メディアを考える「広告の形而上学」「時間と自由の関係について」「映像文化の変貌」 評論の論理展開に配慮し、表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
10週 【探究編】「メディアを適切に使い分けながら、情報を収集する」「新聞記事をもとに問いを作り、意見をまとめる」 各メディアの性質の違いを知り、適切な使い分けを考えることができる。
11週 【探究編】「メディアを適切に使い分けながら、情報を収集する」「新聞記事をもとに問いを作り、意見をまとめる」 新聞記事を読み、自分の意見を筋道立ててまとめることができる。
12週 【探究編】「メディアを適切に使い分けながら、情報を収集する」「新聞記事をもとに問いを作り、意見をまとめる」 自分の意見を正確に伝えることができる。
13週 【読解編】4.共に生きる「真の自立とは」「自立と市場」「共鳴し引き出される力」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。本文中の常用漢字について正しく読み書きできる。
14週 【読解編】5.科学から見た人間「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」「学ぶことと人間の知恵」「人工知能の現在と未来」 論理的な文章の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。本文中の常用漢字について正しく読み書きできる。
15週 【読解編】5.科学から見た人間「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」「学ぶことと人間の知恵」「人工知能の現在と未来」 評論の論理展開に配慮し、表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要旨・要点をまとめることができる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
社会生活で使われる語彙(故事成語・慣用句等を含む)を増やし、思考・表現に活用できる。1
専門の分野に関する用語を論理的思考・表現に活用できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、それを整理、分析できる。2
整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開、表現方法を工夫し、報告・論文を作成できる。2
作成した報告・論文の内容及び自分の思考や考察を資料(図解・動画等)にまとめ、的確に口頭発表できる。2

評価割合

テスト提出物合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000