物質工学入門

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物質工学入門
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 化学のレポートと論文の書き方(泉 美治ら, 化学同人), ゼロからはじめる 化学計算問題の解き方(松浦克行, KADOKAWA)
担当教員 大川 政志

到達目標

物質工学科教員の研究紹介時に課せられる課題に取り組むことで物質工学科の分野を学習し、身に付ける。さらに、その 過程において、研究紹介に出てきたキーワードを教科書をはじめ、図書館やインターネットで詳しく調査し,その要点を文章化して報告する能力(調査能力とレポート作成能力)を身に付ける。
物質工学の基礎になる数学の基礎を化学の計算に適用できるようになる
物質工学の基礎になる化学式と物質量の概念を理解し物質量を化学式や質量から計算できるようになる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
調査能力及びレポート作成能力物質工学科教員から出題された課題を理解し適切なレポートを期限内に提出できる。物質工学科教員から出題された課題に対してレポートを期限内に提出できる。物質工学科教員から出題された課題に対してレポートを提出できない。
化学計算能力物質工学の基礎になる数学を応用した化学計算ができる。物質工学の基礎になる数学の計算ができる。物質工学の基礎になる数学の計算ができない。
物質量の計算能力化学式、質量や物質量を用いて応用的な化学の計算ができる。化学式や質量と物質量の関係が計算できる物質量の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物質工学とは,物質の組成,構造,変化について化学的な理解を示した上で,有用な物質を見 い出し利用したり,新規に作り出す学問であるが,その根底には”ものづくり”に共通して必要とされる素養,化学の目でみることが必要である。本講義を通じて,化学分野からの“ものづくり”を理解するための必要な素養を身に付ける。
また、物質工学の基礎に相当する数学と物質量の考え方を身につける
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に行う。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 学科教員
紹介
物質工学入門の授業を説明できる
2週 物質工学科紹介 物質工学科でどのようなこと学ぶのかを説明できる
3週 学科教員の研究紹介I 物質工学科の教員の研究分野や研究のキーワードを説明できる
4週 学科教員の研究紹介II 物質工学科の教員の研究分野や研究のキーワードを説明できる
5週 学科教員の研究紹介III 物質工学科の教員の研究分野や研究のキーワードを説明できる
6週 化学計算の基礎の数学I 溶解度や単位換算使う簡単な計算ができる
7週 化学計算の基礎の数学II 単位換算や密度で使う簡単な計算ができる
8週 化学計算の演習I 濃度の計算で使う簡単な計算ができる
2ndQ
9週 化学計算の演習II 濃度の計算で使う簡単な計算ができる
10週 化学反応式の演習 化学変化と化学反応式について説明できる
11週 物質量に関する解説 物質量と単位のモルが説明できる
12週 物質量に関する演習 物質量が計算できる
13週 学科教員の研究紹介 物質工学科の教員の研究分野や研究のキーワードを説明できる
14週 物質量に関する演習 物質量に関する計算できる
15週 試験解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20800000100
レポート作成・調査能力070000070
化学計算能力2010000030