品質管理

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 品質管理
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 細谷克也編「やさしいQC七つ道具」(リニューアル板)(日本規格協会)、自作プリント配布
担当教員 (C科 非常勤講師),島田 征人

到達目標

1. QC的な見方、考え方を理解し、組織活動での問題解決に効率的に対応できるようになる。
2. QC七つ道具の作り方、見方をマスターし、適切な道具を選定し、効率よくデータをまとめられるようになる。
3. グループでの討議、データのまとめ方を効率よく進め、結論を導き出せるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
QC的な見方、考え方を理解し、組織活動での問題解決に効率的に対応できるようになるQC的な見方、考え方を詳しく説明でき、組織活動での問題解決を幾つか提案できる。QC的な見方、考え方を大まかに説明でき、組織活動での問題解決を一つ提案できる。QC的な見方、考え方を理解できず、組織活動での問題解決法を提案できない。
QC七つ道具の作り方、見方をマスターし、適切な道具を選定し、効率よくデータをまとめられるようになるQC七つ道具の作り方、見方をマスターし、適切な道具を選定し、効率よくデータをまとめることができる。QC七つ道具の作り方、見方を理解し、適切な道具を選定して、データをまとめることができる。QC七つ道具の作り方、見方を理解できず、適切な道具を選定し、データをまとめることができない。
グループでの討議、データのまとめ方を効率よく進め、結論を導き出せるようになる

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
職業人としての基礎となる品質管理と改善を科学的に効率よく進めるための必要なスキル、「QC的ものの見方、考え方」及び「QC七つ道具を中心とした手法の目的と使い方」を系統的に学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は,講義形式で行う。
【評価方法】
1. QC的見方、考え方、QC七つ道具の使い方を理解したかどうかを、各回の演習、中間試験及び学期末試験で評価する。
2. 問題解決にあたって、グループでの討議の進め方を収得したかどうかを演習結果で評価する。 
【評価基準】
1. 演習結果10% 2.中間試験結果20% 3. 学期末試験結果70%
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス プログラムの学習・教育目標、授業概要・目標、スケジュール、評価方法と基準、等の説明する
2週 QCとは 品質の理解、QC的なものの見方、考え方を説明する
3週 QC七つ道具概要 品質管理のツールの概要を説明する
4週 グラフの使い方 グラフでの解析事例を説明する
5週 パレート図 パレート図の作り方、見方を説明する
6週 特性要因図 特性要因図の作り方、問題解決の進め方を説明する
7週 問題解決演習1 QC七つ道具を使った問題解決を演習する
8週 中間試験
4thQ
9週 ヒストグラム1 試験解説、バラツキ、統計的考え方を説明する
10週 ヒストグラム2 ヒストグラムの使い方、見方を説明する
11週 層別、散布図 層別による重点化、散布図の作り方、相関、回帰分析を説明する
12週 管理図 管理図の作り方、見方を説明する
13週 QMSについて 組織のマネジメントシステム、ISO9001等国際標準を説明する
14週 改善の進め方 具体的改善事例説明
15週 総復習 品質管理及びQC7つ道具を総復習する
16週 学年末試験 到達度チェック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000