| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | □芳香族性の定義を理解し、芳香族化合物の一般的な性質、および命名法が説明でき、さらにベンゼン誘導体の誘起効果と共鳴効果が説明できる。
□ベンゼンの一般的な配向性、および置換基の化学的変換手法が答えられ、ベンゼンの置換基の効果から反応が説明でき、さらに置換ベンゼンの合成経路を組み立てられる。 | □芳香族性の定義を理解し、芳香族化合物の一般的な性質、および命名法が説明できる。
□ベンゼンの一般的な配向性が答えられ、ベンゼンの置換基の効果から反応が説明できる。
| □芳香族性の定義を理解できず、芳香族化合物の一般的な性質、および命名法が説明できない。
□ベンゼンの一般的な配向性が答えられず、ベンゼンの置換基の効果から反応が説明できない。 |
評価項目2 | □ハロゲン化アルキルのSN2反応、SN1反応、E1反応、E2反応の違いを理解し、反応機構が説明でき、さらに反応物、反応条件から生成物が推定できる。 | □ハロゲン化アルキルのSN2反応、SN1反応、E1反応、E2反応の違いを理解し、反応機構が説明できる。 | □ハロゲン化アルキルのSN2反応、SN1反応、E1反応、E2反応の違いを理解できず、反応機構が説明できない。 |
評価項目3 | □アルコール、エーテルが命名でき、一般的な性質、合成方法、および反応が説明でき、さらにエポキシドの求核置換反応が推定できる。 | □アルコール、エーテルが命名でき、一般的な性質、合成方法、および反応が説明できる。 | □アルコール、エーテルが命名できず、一般的な性質、合成方法、および反応が説明できない。 |
評価項目4 | □カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトンが命名でき、一般的な反応と生成物、およびそれぞれの合成方法、反応性の違いが説明でき、さらに反応条件から選択的反応を推定できる。
□カルボニル化合物のα水素が酸性であり、塩基との反応により生成したエノラートイオンが求電子剤との反応により置換反応することが説明でき、さらにアルドール、クライゼンなどの縮合が説明できる。 | □カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトンが命名でき、一般的な反応と生成物、およびそれぞれの反応性の違いが説明できる。
□カルボニル化合物のα水素が酸性であり、塩基との反応により生成したエノラートイオンが求電子剤との反応により置換反応することが説明できる。 | □カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトンが命名できず、一般的な反応と生成物、およびそれぞれの反応性の違いが説明できない。
□カルボニル化合物のα水素が酸性であり、塩基との反応により生成したエノラートイオンが求電子剤との反応により置換反応することが説明できない。 |
評価項目5 | □質量分析法、赤外分光法、NMRの原理が説明でき、分子式とスペクトルから有機化合物の構造が推定できる。 | □質量分析法、赤外分光法、NMRの原理が説明できる。 | □質量分析法、赤外分光法、NMRの原理が説明できない。 |
評価項目6 | □糖の分類、および還元末端が認識でき、直鎖状から環状ヘミアセタールの構造が表記でき、さらに炭素鎖の伸張反応が答えられる。 | □糖の分類、および還元末端が認識でき、直鎖状から環状ヘミアセタールの構造が表記できる。 | □糖の分類、および還元末端が認識できず、直鎖状から環状ヘミアセタールの構造が表記できない。 |
評価項目7 | □有機化合物(芳香族、ハロゲン化アルキル,アルコール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトン)のいずれかの有機化学反応がおおむね説明できる。 | □有機化合物(芳香族、ハロゲン化アルキル,アルコール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトン)のいずれかの有機化学反応がほぼ説明できる。 | □有機化合物(芳香族、ハロゲン化アルキル,アルコール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸誘導体、アルデヒド、ケトン)のいずれかの有機化学反応がおおむね説明できる。 |