| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
純物質および混合物の変化について化学熱力学を用いた定量的な取り扱いができる。 | □純物質の相変化を化学ポテンシャルを用いる計算によって,温度依存性と圧力依存性を含めて説明できる。
□混合を熱力学的に説明し,成分の蒸気圧を種々の溶液について計算できる。
□溶液の束一的性質について計算を用いて,予測し,説明できる。 | □純物質の相変化を化学ポテンシャルを用いる計算によって説明できる。
□混合を熱力学的に説明し,成分の蒸気圧を計算できる。
□溶液の束一的性質について計算を用いた説明ができる。 | □純物質の相変化を化学ポテンシャルを用いる計算によって説明できない。
□混合を熱力学的に説明し,成分の蒸気圧を計算できない。
□溶液の束一的性質について計算を用いた説明ができない。 |
評価項目2
化学平衡を化学熱力学の観点から理解して,計算することができる。 | □複数成分が関与する反応ギブズエネルギーを計算できる。
□熱力学的平衡定数を異なる温度で計算し,反応エンタルピーや反応の特長を説明できる。
□ルシャトリエの原理を正しく説明し,熱力学的解釈を与えられる。 | □単純な反応ギブズエネルギーを計算できる。
□熱力学的平衡定数を異なる温度で計算できる。
□ルシャトリエの原理を正しく説明できる。 | □単純な反応ギブズエネルギーを計算できない。
□熱力学的平衡定数を異なる温度で計算できない。
□ルシャトリエの原理を正しく説明できない。 |
評価項目3
電磁波と粒子の性質を量子化の概念を含めて理解し,エネルギー等を計算できる。 | □エネルギーの量子化を黒体放射について数式を用いて説明できる。
□ボーアの振動条件と関連付けた種々の光量子のエネルギー,波長,振動数,波数を計算することができる。
□量子スケールの物質の運動に関する計算が正しく行える。 | □エネルギーの量子化を説明できる。
□種々の光量子のエネルギー,波長,振動数,波数を計算することができる。
□物質波長やエネルギーおよび不確定性原理に基づく計算をほぼ正しく行える。 | □エネルギーの量子化を説明できない。
□種々の光量子のエネルギー,波長,振動数,波数を計算することができない。
□物質波長やエネルギーおよび不確定性原理に基づく計算を正しく行えない。 |
評価項目4
基礎量子論を用いて簡単な原子の構造と粒子のエネルギー準位について計算例をあげて説明できる。(C1-3) | □シュレーディンガーの波動方程式を用いた水素原子の複数の軌道の波動関数を計算例をあげて説明できる。
□トンネル現象を計算により説明ができる。 | □シュレーディンガーの波動方程式を用いた水素原子の1s軌道の波動関数を計算例をあげて説明できる。
□一次元井戸型ポテンシャルモデルによるエネルギー準位を計算により説明できる。 | □シュレーディンガーの波動方程式を用いた水素原子の1s軌道の波動関数を計算例をあげて説明できない。
□一次元井戸型ポテンシャルモデルによるエネルギー準位を計算により説明できない。 |