分子生物学Ⅰ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 分子生物学Ⅰ
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 分子生物学への招待 鈴木範男他著 三共出版
担当教員 芳野 恭士

到達目標

1. 遺伝子の化学構造と機能を、分子レベルで理解することができる。
2. 遺伝子の複製機構を理解できる。
3. 遺伝子の修復機構を理解できる。
4. タンパク質の発現機構を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
遺伝子の化学構造と機能を、分子レベルで理解することができる。(25%)遺伝子の化学構造と機能を、分子レベルで理解し説明することができる。遺伝子の化学構造と機能を、分子レベルで理解することができる。遺伝子の化学構造と機能を、分子レベルで理解することができない。
遺伝子の複製機構を理解できる。(25%)遺伝子の複製機構を理解し説明できる。遺伝子の複製機構を理解できる。遺伝子の複製機構を理解できない。
遺伝子の修復機構を理解できる。(25%)遺伝子の修復機構を理解し説明できる。遺伝子の修復機構を理解できる。遺伝子の修復機構を理解できない。
タンパク質の発現機構を理解できる。(25%)タンパク質の発現機構を理解し説明できる。タンパク質の発現機構を理解できる。タンパク質の発現機構を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
分子生物学は、生物活動のメカニズムを分子レベルで構築し、理解しようとする学問である。生物学、微生物学および生物化学の知識をもとに、近年急速に、生物工学分野における細胞の機能および遺伝子のしくみについての理解が深まりつつあり、農作物の品種改良や遺伝子治療などの医療面での応用にも、大きな期待が寄せられている。本講義内容は、細胞や遺伝子についての基礎的な知識に関することが多いが、生物工学のより高度な知識や技術を理解するために必須である。
授業の進め方・方法:
授業は主に講義の形式で行う。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション、生命と細胞 本講義の目的、進め方、評価方法を理解する
2週 化学進化・生命の誕生 地球上での生命の誕生について理解する
3週 生物進化 生物の進化過程を理解する
4週 生物の細胞 細胞の種類と構造を理解する
5週 細胞周期 細胞分裂による増殖を理解する
6週 遺伝子とタンパク質 遺伝子とタンパク質の関係を理解する
7週 タンパク質の基本構造 タンパク質の基本構造を理解する
8週 前期中間の理解度検査 ここまでの達成度を確認する
2ndQ
9週 タンパク質の立体構造解析 タンパク質の立体構造解析の方法と意義を理解する
10週 タンパク質の構造と機能 タンパク質の構造と機能を理解する
11週 タンパク質の構造と機能 タンパク質の構造と機能を理解する
12週 転写因子OmpR 転写因子の働きについて、大腸菌を例として理解する
13週 ホメオドメインタンパク質 ホメオティック遺伝子にコードされたホメオドメインタンパク質の働きを理解する
14週 生物学としての構造生物学 構造生物学の利点を理解する
15週 前期末試験 ここまでの達成度を確認する
16週 試験答案返却およびその解説 ここまでの達成度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

前期中間の理解度検査前期末試験合計
総合評価割合5050100
分子生物学の基礎理解力5050100