国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新編現代文B』『新編現代文B 学習課題ノート』(東京書籍)『新訂最新国語便覧』(浜島書店)
担当教員 芳賀 多美子

到達目標

1.近代以降の様々な文章を的確に理解し、適切に表現することができる。
2.思考力や想像力、認識力を伸ばし、感性や情緒を育むことができる。
3.自分の考えを論理的に整理し、伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1近代以降の様々な文章を的確に理解し、適切に表現することができる近代以降の様々な文章を的確に理解することができる近代以降の様々な文章を的確に理解することができない
評価項目2思考力や想像力、認識力を伸ばし、感性や情緒を育むことができる思考力や想像力、認識力を伸ばすことができる思考力や想像力、認識力を伸ばすことができない
評価項目3自分の考えを論理的に整理し、伝えることができる自分の考えを論理的に整理することができる自分の考えを論理的に整理することができない

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
論理的な文章や文学的な文章に加え、現代の社会生活で必要となる実用的な文章も取り上げ、文章などを読んで考え、評価、批評し、自分の考えを効果的に表現する活動、つまり情報を使いこなす活動を、話すこと・聞くこと・書くこと・読むことの言語活動を通して行う。
授業の進め方・方法:
検定教科書所載の作品の読解を基礎とし、その上で個人個人がその内容をどう捉え、自己にどう反映していくかを考えさせるために、プリント教材を使用しながら、個人・グループでの調査・討議活動、作成した資料をもとにした発表・批評など多岐にわたる活動を行う。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科担当教員へ連絡してください。


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
教育目標・授業概要・評価方法の説明
授業の全体像を理解することができる
2週 (表現)
自己紹介ーあいうえお作文方式
自分について適切な語彙・語句を用いて表現できる
3週 随想
俵万智「さくらさくらさくら」
本文理解
日本人のさくらに対する特異な感覚を理解することができる
4週 随想
俵万智「さくらさくらさくら」
応用
自分自身の桜に対する感覚を確認し、発表することができる
5週 小説
井上ひさし「ナイン」
本文理解
小説を読む楽しさを味わうことができる
6週 小説
井上ひさし「ナイン」
応用
自分自身の体験を振り返りながら、友情について考えることができる。
7週 評論
河合隼雄「『ふしぎ』ということ」
本文理解
身のまわりの不思議と思う事象について考えることができる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週
中原中也「一つのメルヘン」
詩の表現について学ぶ
多様な詩の表現について理解することができる
10週
吉野弘「I was born」
詩の表現を味わう
多様な詩の表現を味わうことができる
11週 詩のまとめ(表現)
詩の表現について考える
身のまわりにある多様な詩について自分なりに表現の工夫を指摘できる
12週 短歌
「信濃路」
短歌の表現について学ぶ
短歌の歴史・特徴・形式について理解することができる
13週 短歌(表現)
短歌を詠む
短歌の表現技法に注意しながら自分で短歌を詠むことができる
14週 短歌(表現)
相互批評会
他人の短歌を鑑賞し自分の意見を持つことができる
15週 (表現)
スピーチ-自分の行動を振り返る
自分の行動について客観的な視点で分析することができる
16週 前期まとめ 表現活動について振り返ることができる
後期
3rdQ
1週 小説
石田衣良「旅する本」
本文理解
本という存在について理解を深めることができる
2週 小説
石田衣良「旅する本」
応用
自分にとっての本の存在について考えることができる
3週 (表現)
読書のすすめ
自分にとって大切な本をわかりやすく伝えることができる
4週 評論
今井むつみ「言葉と世界」
本文理解
言葉について多様な考え方を理解することができる
5週 評論
今井むつみ「言葉と世界」
応用
自分と言葉との関わりについて考えることができる
6週 評論
廣淵升彦「安心について」
本文理解
安心とはどういうことか理解できる
7週 評論
廣淵升彦「安心について」
応用
自分にとっての安心について考えることができる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 小説
夏目漱石「こころ」
本文理解
登場人物の状況・心情を理解することができる
10週 小説
夏目漱石「こころ」
本文理解
登場人物の状況・心情を理解することができる
11週 小説
夏目漱石「こころ」
応用
自分を主人公の立場に置き換えて考えることができる
12週 (表現)
漢字に親しむ
漢字の成り立ちや本来の意味などについて調べ、理解することができる
13週 須賀敦子「塩一トンの読書」
本文理解
読書の重要性について理解できる
14週 小関智弘「楽に働くこと、楽しく働くこと」
本文理解
働くことの意義について自分なりに考えることができる
15週 後期まとめ 自分の生き方について考え、自分の言葉で語ることができる
16週 答案返却・解説・総括
授業全体の振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合801000100100
基礎的能力600000060
分野横断的能力20100010040