細胞工学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 細胞工学
科目番号 0012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 分子生物学への招待 鈴木範男他著 三共出版
担当教員 芳野 恭士

到達目標

1. 物質工学分野の専門展開科目として、生物化学分野の基本知識を身に付けること。
2. 免疫系および内分泌系のメカニズムについて、分子レベルで理解することができること。
3. 細胞の微細構造・細胞結合について、分子レベルで理解することができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生殖工学の良い面・悪い面を理解できる。(35%) 生殖工学の良い面・悪い面を理解し説明できる。 生殖工学の良い面・悪い面を理解できる。 生殖工学の良い面・悪い面を理解できない。
免疫系および内分泌系のメカニズムについて、分子レベルで理解することができること。(35%)免疫系および内分泌系のメカニズムについて、分子レベルで理解し説明することができる。免疫系および内分泌系のメカニズムについて、分子レベルで理解することができる。免疫系および内分泌系のメカニズムについて、分子レベルで理解することができない。
細胞の微細構造・細胞結合について、分子レベルで理解することができること。(30%)細胞の微細構造・細胞結合について、分子レベルで理解し説明することができる。細胞の微細構造・細胞結合について、分子レベルで理解することができる。細胞の微細構造・細胞結合について、分子レベルで理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、細胞の活動について、個々の細胞、細胞と細胞間の相互作用、また組織や個体について分子レベルで詳しく解説し生物全般について解説する。テーマとしては、免疫系・ウイルス等について、取り上げる。細胞工学は、生物機能や生物材料等を農業や医療などの分野で応用するために、必要不可欠な基礎知識である。
授業の進め方・方法:
授業は主に講義の形式で行う。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション プログラムの学習・教育目標、授業概要・目標、スケジュール、評価方法と基準、等について理解する
2週 発生過程 受精卵の発生から個体形成までを理解する
3週 細胞の結合 細胞相互、あるいは細胞とマトリックスとの結合について理解する
4週 老化過程 生物の老化のメカニズムを理解する
5週 生殖工学 生殖工学の利点、問題点を理解する
6週 細胞学的基礎と血液系細胞、自然免疫系 免疫系を形成する細胞群と自然免疫系を理解する
7週 体液性抗体応答 獲得免疫系のうち、体液性抗体応答を理解する
8週 後期中間の理解度検査 ここまでの達成度を確認する
4thQ
9週 抗体の機能と構造 抗体の機能と構造を理解する
10週 補体 補体の機能を理解する
11週 細胞性免疫応答 獲得免疫系のうち、細胞性免疫応答を理解する
12週 細胞性免疫応答 獲得免疫系のうち、細胞性免疫応答を理解する
13週 アレルギー アレルギー反応を理解する
14週 ウイルス ウイルスの構造と生活環を理解する
15週 後期末試験 ここまでの達成度を確認する
16週 試験答案返却およびその解説 ここまでの達成度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

後期中間の理解度検査後期末試験合計
総合評価割合5050100
細胞工学の理解力5050100