物理Ⅲ

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物理Ⅲ
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 初歩から学ぶ力学Ⅰ,Ⅱ (大日本図書)
担当教員 住吉 光介,駒 佳明

到達目標

1. 微分,積分,ベクトルを用いて,質点の運動を定量的に扱うことができ、運動方程式をたてて解くことができる。2. 等速円運動および力学的エネルギー保存則を理解して、方程式を扱うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1質点運動の応用的な例について微分,積分,ベクトルを用いて運動方程式を書いて解くことができる。質点運動の基礎的な例について微分,積分,ベクトルを用いて運動方程式を書いて解くことができる。質点運動の基礎的な例について微分,積分,ベクトルを用いて運動方程式を書くことができない。
評価項目2等速円運動および力学的エネルギー保存則の応用的な例について方程式を書いて解くことができる。等速円運動および力学的エネルギー保存則の基礎的な例について方程式を書いて解くことができる。等速円運動および力学的エネルギー保存則の基礎的な例について方程式を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

【本校学習・教育目標(本科のみ)】 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次で学んだ物理を基礎とし,数学で学んだ微積分やベクトルなどの解析的な方法を用いて,質点の力学を定量的に扱う。1年次で学んだ力学および微積分やベクトルなどの復習,およ単元ごとのまとめと演習を行う。
授業の進め方・方法:
1年次における基礎的な概念を、微分・積分・ベクトルなどを用いた解析的な方法により一般化して、科学技術への応用へ向けた物理学の法則を学んでいく。1年次の復習とともに解析的な手法の実例を扱い、演習プリントにより実際に計算をしながら授業を進めていく。
注意点:
中間試験を50%,期末試験を50%の割合で100点を満点として評価し,評価点が60点に達した者を合格とする。なお,定期試験が満点の60%に満たなかった者には,達成度を確認するための課題を与え,成果が十分とみなされた場合は,その試験について満点の60%を上限として加点することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 質点の力学(運動学)1 微分による直線運動の位置,速度,加速度の計算
2週 質点の力学(運動学)2 積分による直線運動の位置,速度,加速度の計算
3週 質点の力学(運動学)3 ベクトルによる平面運動の位置,速度,加速度の計算
4週 質点の力学(運動学)4 位置,速度,加速度のまとめと演習
5週 運動の法則1 微分を含む運動方程式をたてる
6週 運動の法則2 積分を用いて運動方程式を扱う
7週 運動の法則3 運動方程式のまとめと演習
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 等速円運動1 角速度,向心力を扱う
10週 等速円運動2 万有引力の法則と惑星の運動を扱う
11週 等速円運動3 等速円運動のまとめと演習
12週 力学的エネルギー1 位置エネルギー・運動エネルギーを扱う
13週 力学的エネルギー2 保存力とポテンシャルを扱う
14週 力学的エネルギー3 微分・積分を用いてエネルギーを扱う
15週 力学的エネルギー4 力学的エネルギーのまとめと演習
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000