到達目標
1.燃焼計算ができる。
2.各種熱機関の特徴などについて説明でき、熱効率などが計算できる。
3.ヒートポンプ,冷凍機について説明でき、成績係数などが計算できる。
4.熱交換器の伝熱量などが計算できる。
5.各種熱機関の環境対策技術について説明できる。(C1-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.燃焼計算ができる. | □燃焼計算がほぼ正しくできる。 | □燃焼計算が大きな誤りなくできる。 | □燃焼計算ができない。 |
2.各種熱機関の特徴などについて説明でき、熱効率などが計算できる。 | □各種熱機関の特徴などについて説明でき、熱効率などをほぼ正しく計算できる。 | □各種熱機関の特徴などについて説明でき、熱効率などを大きな誤りなく計算できる。 | □各種熱機関の特徴などについて説明できず、熱効率などが計算できない。 |
3.ヒートポンプ,冷凍機について説明でき、成績係数などが計算できる。 | □ヒートポンプ,冷凍機について説明でき、成績係数などをほぼ正しく計算できる。 | □ヒートポンプ,冷凍機について説明でき、成績係数などを大きな誤りなく計算できる。 | □ヒートポンプ,冷凍機について説明できず、成績係数などが計算できない。 |
4.熱交換器の伝熱量などが計算できる。 | □熱交換器の伝熱量などをほぼ正しく計算できる。 | □熱交換器の伝熱量などを大きな誤りなく計算できる。 | □熱交換器の伝熱量などが計算できない。 |
5.各種熱機関の環境対策技術について説明できる。(C1-4) | □各種熱機関の環境対策技術について具体的かつ詳細に説明できる。 | □各種熱機関の環境対策技術について具体的に説明できる。 | □各種熱機関の環境対策技術について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
実践指針 (C1)
説明
閉じる
実践指針のレベル (C1-4)
説明
閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 C
説明
閉じる
教育方法等
概要:
現在の日本における発電のうち、火力発電の占める割合は、2011年に発生した大震災の影響もあり、約9割と非常に高くなっている。火力発電所は、天然ガス等を燃焼させて熱エネルギーを取り出し、蒸気タービンを回して発電を行うものであり、適切な燃焼管理を行うことは、高効率化ならびに環境保全において重要である。
本科目では、燃料から熱エネルギーを取り出すために必要な燃焼について学ぶとともに、熱エネルギーを力学的エネルギーに変換するための熱機関などについて学ぶ。
また、熱エネルギーの輸送や蓄熱の技術についても学ぶこととする。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に、演習を混ぜつつ行う。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.試験を60%、レポートを40%の重みとして評価する。
授業目標5(C1-4)が標準基準(6割)以上で、かつ科目全体で60点以上の場合に合格とする。
評価基準については、成績評価基準表による。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス エネルギー事情 |
ガイダンス 現在のエネルギー事情が理解できる
|
2週 |
燃料 |
燃料の種類と性質について理解できる
|
3週 |
燃焼計算(1) |
反応方程式を記述することができる
|
4週 |
燃焼計算(2) |
空気の組成,当量比,空気比等について理解し,計算ができる
|
5週 |
燃焼計算(3) |
燃焼ガス量の計算ができる
|
6週 |
燃焼計算(4) |
ガス分析法について理解し,空気比の計算ができる
|
7週 |
燃焼計算(5) |
反応エンタルピー,生成エンタルピー,発熱量の計算ができる
|
8週 |
燃焼計算(6) |
理論断熱火炎温度の計算ができる
|
2ndQ |
9週 |
熱機関(1) |
カルノーサイクルについて理解し,熱効率などの計算ができる
|
10週 |
熱機関(2) |
オットーサイクル,ディーゼルサイクル,ブレイトントンサイクルについて理解し,熱効率などの計算ができる
|
11週 |
熱機関(3) |
ランキンサイクル,複合サイクルについて理解し,熱効率などの計算ができる
|
12週 |
ヒートポンプ |
蒸気圧縮式冷凍機,吸収式冷凍機について理解し,成績係数などが計算できる
|
13週 |
熱輸送(1) |
熱交換器の基礎について理解できる
|
14週 |
熱輸送(2) |
熱交換器の性能に関する計算ができる
|
15週 |
コージェネレーション |
コージェネレーションシステムについて説明できる
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
1.燃焼計算ができる | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
2.各種熱機関の特徴などについて説明でき、熱効率などが計算できる | 10 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |
3.ヒートポンプ,冷凍機について説明でき、成績係数などが計算できる | 10 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |
4.熱交換器の伝熱量などが計算できる | 10 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |
5.各種熱機関の環境対策技術について説明できる(C1-4) | 0 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |