到達目標
1. 差分法を用いて偏微分方程式を数値的に解き、複合・融合領域の問題を分析できる. (B1-4)
2. 非圧縮性Navier-Stokes方程式の差分解法を説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 差分法を用いて偏微分方程式を数値的に解き、複合・融合領域の問題を分析できる. | □差分法の基礎事項を説明でき、差分法を用いて偏微分方程式を数値的に解くことができ、その結果について安定性および収束性を説明できる.(確認試験評価、課題レポート評価の合計が64点以上に相当) | □差分法の基礎事項を説明でき、差分法を用いて偏微分方程式を数値的に解くことができる.(確認試験評価、課題レポート評価の合計が48点〜63点に相当) | □差分法の基礎事項を説明できず、差分法を用いて偏微分方程式を数値的に解くことができない.(確認試験評価、課題レポート評価の合計が48点未満に相当) |
評価項目2 非圧縮性Navier-Stokes方程式の差分解法を説明できる. | □非圧縮性Navier-Stokes方程式の差分解法を説明でき、境界条件・計算手順の説明ができる.(課題レポート評価が16点以上に相当) | □非圧縮性Navier-Stokes方程式の差分解法を説明できる. (課題レポート評価が12点〜15点に相当) | □非圧縮性Navier-Stokes方程式の差分解法を説明できない. (課題レポート評価が12点未満に相当) |
学科の到達目標項目との関係
実践指針 (B1)
説明
閉じる
実践指針のレベル (B1-4)
説明
閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 B
説明
閉じる
教育方法等
概要:
数値流体力学(Computational Fluid Dynamics; CFD)は、計算機の発達とともに著しく進化し、理論・実験にならぶ流体解析手法として多くの場面で利用されている。本講義では、偏微分方程式の数値解法、数値流体力学の基礎知識を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
本講義では、数値流体力学の代表的な計算法の一つである差分法について学ぶ。講義で差分法の基礎について説明したのち、レポート課題として演習を行い理解を深める。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
教育目標・授業概要・評価方法等の説明
|
2週 |
流体力学の基礎方程式 (1)連続の式 |
連続の式を導出でき、意味を説明できる。
|
3週 |
流体力学の基礎方程式 (2)運動方程式 |
運動方程式を導出でき、意味を説明できる。
|
4週 |
差分法の基礎 (1)差分法の概念 |
微分と差分の違いを説明できる。
|
5週 |
差分法の基礎 (2)精度 |
差分法の精度について説明でき、スキームの精度を求めることができる。
|
6週 |
差分法の基礎 (3)安定性 |
安定性について説明できる。
|
7週 |
差分法の基礎 (4)収束性 |
収束性について説明できる。安定性と収束性の判別ができる。
|
8週 |
双曲型方程式の差分解法 |
双曲型方程式を差分解法を使って解くことができる。
|
4thQ |
9週 |
放物型方程式の差分解法 |
放物型方程式を差分解法を使って解くことができる。
|
10週 |
楕円型方程式の差分解法 |
楕円型方程式を差分解法を使って解くことができる。
|
11週 |
確認試験 |
|
12週 |
非圧縮流れの差分解法(1) |
差分法を使って非圧縮流れの基礎方程式を離散化できる。
|
13週 |
非圧縮流れの差分解法(2) |
境界条件を設定できる。
|
14週 |
非圧縮流れの差分解法(3) |
非圧縮流れの差分解法について手順を説明できる。
|
15週 |
まとめ |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 80 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |