環境と生態系

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境と生態系
科目番号 2022-751 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境エネルギー工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 資料が配布される
担当教員 鈴木 静男

到達目標

1.生態学は、生物とその環境の相互作用に関する学問であることを理解できる。
2.生態系に関するデータをプログラミング言語を用いて処理・計算できる。
3.生態系の中で起こるエネルギーの流れや物質循環などの過程を理解できる。(A1-4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 生態学は、生物とその環境の相互作用に関する学問であることを理解できる。生態学は、生物とその環境の相互作用に関する学問であることを具体的な例と関連付けて理解できる。生態学は、生物とその環境の相互作用に関する学問であることを理解できる。生態学は、生物とその環境の相互作用に関する学問であることを理解できない。
評価項目2 生態系に関するデータをプログラミング言語を用いて処理・計算できる。生態系に関するデータをプログラミング言語を用いて処理・計算し、高度に解析することができる。生態系に関するデータをプログラミング言語を用いて処理・計算できる。 生態学で扱う生物的環境を説明できる。生態系に関するデータをプログラミング言語を用いて処理・計算できない。
評価項目3 生態系の中で起こるエネルギーの流れや物質循環などの過程を理解できる。(A1-4)生態系の中で起こるエネルギーの流れや物質循環などの過程を図や数式を用いて説明できる。 生態系の中で起こるエネルギーの流れや物質循環などの過程を理解できる。生態系の中で起こるエネルギーの流れや物質循環などの過程を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (A1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (A1-4) 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生態学は生物に及ぼす環境の影響について考察する学問である。生物には微生物、植物、動物が含まれ、それぞれが個体群、群集をつくり生態系のなかで複雑な関係を保って生活している。そして、生態系の重要な機能の一つである物質循環を理解することも重要である。これらの本質を理解するには、時には環境条件を単純化したモデルを作り、数理的考察をすると、全体の見通しが良くなることもある。本講義では、最近の生態学に必要とされる基本知識の習得とモデルによる数理的考察を目指している。
授業の進め方・方法:
課題が出され、次回の授業で提出及び発表します。
プログラミング言語によるデータ処理と計算結果をレポートとして提出します。
注意点:
評価については、評価割合に従って行ないます。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、生態学概要 授業目標・授業計画・評価方法等の説明。  生態学序論、環境への適応について説明できる。
2週 無機的環境
環境問題1
データ処理と計算1
炭素循環の概略を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
オープンデータを入手できる。
3週 無機的環境
環境問題2
データ処理と計算2
大気と陸上間の炭素の移行を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
オープンデータを処理できる。
4週 個体群と相互作用
環境問題3
データ処理と計算3
個体群生態学を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
オープンデータを活用できる。
5週 個体群と相互作用
環境問題4
データ処理と計算4
競争、捕食を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
リモートセンシング技術を理解できる。
6週 個体群と相互作用
環境問題5
データ処理と計算5
寄生、相利共生を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
データ処理のプログラミングができる。
7週 個体群と相互作用
環境問題6
データ処理と計算6
生活史様式、行動生態学を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
データ処理のプログラミングができる。
8週 個体群と相互作用
環境問題7
データ処理と計算7
集団遺伝学を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
数値計算のプログラミングができる。
2ndQ
9週 生態系諸過程
環境問題8
データ処理と計算8
生態系諸過程を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
10週 群集
環境問題9
データ処理と計算9
群集を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
11週 群集
環境問題10
データ処理と計算10
群集動態を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
12週 バイオーム
環境問題11
データ処理と計算11
バイオームを説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
13週 応用生態学
環境問題12
データ処理と計算12
収穫、有害生物防除を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
14週 応用生態学
環境問題13
データ処理と計算13
保全を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
15週 応用生態学
環境問題14
データ処理と計算14
汚染と地球温暖化を説明できる。
環境問題を自分で調べ発表できる。
農地森林海洋等のデータを処理できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表課題レポート合計
総合評価割合252550100
評価項目11502540
評価項目2002525
評価項目31025035