到達目標
1.ディジタル通信システムのモデルが理解でき,信号処理について説明できる.
2.各種変調方式や多元接続方式について説明できる.
3.デジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているか説明できる(C1-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.ディジタル通信システムのモデルが理解でき,信号処理について説明できる. | □ディジタル通信システムのモデルが充分に理解でき,信号処理について,例を挙げて詳細に説明できる. | □ディジタル通信システムのモデルが理解でき,信号処理について説明できる. | □ディジタル通信システムのモデルが理解できず,信号処理について説明できない. |
2.各種変調方式や多元接続方式について説明できる. | □各種変調方式や多元接続方式について全て詳細に説明できる. | □各種変調方式や多元接続方式について説明できる. | □各種変調方式や多元接続方式について説明できない. |
3.ディジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているか説明できる(C1-4) | □ディジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているか理由を含めて詳細に説明できる. | □ディジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているかほぼ説明できる. | □ディジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているか説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
実践指針 (C1)
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実践指針のレベル (C1-4)
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【プログラム学習・教育目標 】 C
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教育方法等
概要:
通信システムは,産業や文化,生活にとって不可欠な社会的インフラである.通信技術は急速に進歩しており,高度情報化社会をささえる基盤技術となっている.通信システムは広範囲な技術を応用した総合的なシステムである.この科目は信号処理の基礎,変調方式,各種のディジタル通信等について輪講形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
授業は講義や輪講を中心に行い,適宜学習内容についての議論やプレゼンテーションを行う.プレゼンテーション・演習・レポート等の課題と、試験を実施する.
注意点:
この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり30時間の事前学習・事後学習が必要となります。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業概要と,目標,計画,評価基準の説明 |
授業概要を理解できる.
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2週 |
ディジタル通信の基礎 |
アナログ通信とデジタル通信の違い,デジタル通信の利点を説明できる.
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3週 |
通信で使う信号Ⅰ |
正弦波の時間・周波数領域の表現を説明できる.
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4週 |
通信で使う信号Ⅱ |
方形パルスの時間・周波数領域の表現を説明できる.
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5週 |
通信システムのモデル |
通信システムのモデル,雑音,誤り率,SN比,通信路容量について説明できる.
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6週 |
アナログ信号のディジタル表現 |
標本化,パルス変調方式を説明できる.
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7週 |
波形伝送理論 |
無ひずみ伝送,符号間干渉,ナイキストの第1基準,コサインロールオフ特性,アイダイヤグラムを説明できる.
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8週 |
ベースバンド伝送Ⅰ |
ベースバンド伝送の基本,伝送符号について説明できる.
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4thQ |
9週 |
ベースバンド伝送Ⅱ |
伝送符号のスペクトル,符号誤り率について説明できる.
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10週 |
搬送波ディジタル通信Ⅰ |
ディジタル変調の基本,振幅変調について説明できる.
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11週 |
搬送波ディジタル通信Ⅱ |
位相変調,2相変調,4相変調について説明できる.
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12週 |
搬送波ディジタル通信Ⅲ |
π/4シフトQPSK,多相PSK,DPSK,周波数変調,変調方式の性能比較について説明できる.
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13週 |
搬送波ディジタル通信Ⅳ |
直交振幅変調について説明できる.
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14週 |
多元接続方式Ⅰ |
多元接続方式の概要,TDMA,FDMA,CDMAについて説明できる.
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15週 |
多元接続方式Ⅱ テスト返却・解説、授業アンケート |
周波数ホッピング,OFDMについて説明できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | | | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
1.ディジタル通信システムのモデルが理解でき,信号処理について説明できる. | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
2.各種変調方式や多元接続方式について説明できる. | 20 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
3.デジタル通信方式について現代社会においてどのように応用されているか説明できる(C1-4) | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |