環境生物学

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境生物学
科目番号 0009 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境エネルギー工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布する参考資料;パワーポイントハンドオフ資料
担当教員 榊原 学,(専攻科 非常勤講師)

到達目標

1.脳を構成する要素である神経細胞個々の信号処理機構について理解し、説明できる。
2.神経細胞相互の信号処理様式について理解し、説明できる。
3.神経細胞集合体としての脳の働きについて理解し、説明できる。
4.神経ネットワークを再生する方法について、進化的または環境的視点から2つ以上挙げて考察できる。(A1-4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1□脳を構成する要素である神経細胞個々の信号処理機構について理解し、専門用語を正しく用いて分かりやすく説明できる。□脳を構成する要素である神経細胞個々の信号処理機構について理解している。□脳を構成する要素である神経細胞個々の信号処理機構について理解していない。
評価項目2□神経細胞相互の信号処理様式について理解し、専門用語を正しく用いて分かりやす説明できる。□神経細胞相互の信号処理様式について理解している。□神経細胞相互の信号処理様式について理解していない。
評価項目3□神経細胞集合体としての脳の働きについて理解し、専門用語を正しく用いて分かりやすく説明できる。□神経細胞集合体としての脳の働きについて理解している。□神経細胞集合体としての脳の働きについて理解していない。
評価項目4(A1-4)□神経ネットワークを再生する方法について、進化的または環境的視点から2つ以上挙げて考察できる。□神経ネットワークを再生する方法について、進化的または環境的視点から考察できる。□神経ネットワークを再生する方法について、進化的または環境的視点から考察できない。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (A1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (A1-4) 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生物は環境に適応して進化した。動物は素早く行動することで、食物を獲得し、子孫を繁栄させた。このような適応の源はいつに神経系の発達に依存し、最終的進化の産物として脳を生み出した。神経系進化の系譜は脊椎動物で突然現れたものではなく、多細胞動物の出現から連続的に進化し、さらには昆虫に代表されるように、様々な環境に適合しながら進化してきた。.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
授業の進め方・方法:
講義を主体に授業を実施する。
注意点:
1.授業目標4(A1-4) が標準基準(6割)以上で、かつ科目全体で60点以上の場合に合格とする。評価基準については、成績評価基準表(ルーブリック)による。
2.試験課題レポート等は、JABEE、大学改革支援・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
3..授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 教育目標・授業概要・評価方法等の説明。
2週 神経細胞の電気信号 信号の実体は電子移動ではなくイオン流である。
3週 神経細胞の電気信号 イオン透過性と膜電位の成立
4週 神経細胞の電気信号 イオン流を測定する方法
5週 神経細胞の電気信号 イオンチャネルを通してイオンは移動する
6週 神経細胞の電気信号 神経信号を効率よく伝送するには
7週 前期中間試験 到達度チェック
8週 神経信号の処理 単一細胞内での活動電位の伝搬と細胞外電位記録法
2ndQ
9週 神経信号の処理 神経細胞ネットワーク信号伝達法
10週 神経信号の処理 化学シナプスの形態と機能
11週 神経信号の処理 神経筋接合部と化学受容体
12週 神経信号の処理 神経伝達物質の種類と働き
13週 神経信号の処理 シナプスによる神経信号の統御
14週 神経信号の処理 カルシウムイオンの役割
15週 学習と記憶 脳内での学習獲得と記憶定着のメカニズム
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題レポート小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合304030000100
基礎的能力0000000
専門的能力304030000100
分野横断的能力0000000