| 理想的な到達レベルの目安 (優) | 標準的な到達レベルの目安 (良) | 最低到達レベルの目安 (可) | 未到達レベルの目安 (不可) |
1.背景・目的の記述 | 先行研究の概要と問題点、研究の着想に至った背景を示し、それらと関連付けて、新たに解明または解決しようとする事柄を研究目的として明確に記述できる。 | 目的を背景と関連付けて明確に記述できる。 | 背景と目的を明確に記述できる。 | 背景または目的を明確に記述できない。 |
2.困難を乗り越える十分な努力 | 研究途中で遭遇した困難に対し、その原因を探究・考察し、創意工夫によってそれを克服できる。 | 研究途中で遭遇した困難に対し、その原因を探究・考察し、その対応に努めることができる。 | 研究途中で遭遇した困難に対し、その対応に努めることができる。 | 研究途中で遭遇した困難に対し、その対応に努めることができない。 |
3.手法・手段の適切さ | 第三者が再現できる程度に、手法・手段を図表等を用いて詳細に分かりやすく説明できる。 | 手法・手段について図表等を用いて分かりやすく説明できる。 | 手法・手段について説明できる。 | 手法・手段について説明できない。 |
4.理論展開の妥当性(C2-4) | 専門用語・数式・図表等を用いて、章に沿って飛躍することなく理論を展開でき、理論の適用限界についても明示できる。 | 専門用語・数式・図表等を用いて、章に沿って飛躍することなく理論を展開できる。 | 章に沿って、飛躍することなく理論を展開できる。 | 章に沿って理論を順次展開できず、飛躍する箇所がある。 |
5.批判的、合理的な思考力 | 研究内容に関し、多面的視点から分析し、改善すべき事項を見出して手法・手段に反映できる。 | 研究内容に関し、多面的視点から分析し、改善すべき事項について検討できる。 | 研究内容に関し、多面的視点から分析できる。 | 研究内容に関し、多面的視点から分析できない。 |
6.結果あるいは途中経過における考察の妥当性 | 結果だけでなく、途中経過についても正当な考察を行うことができ、その裏付けを明確に提示できる。 | 結果だけでなく、途中経過についても正当な考察を行うことができる。 | 結果について、正当な考察を行うことができる。 | 結果について、正当な考察を行うことができない。 |
7.計画書の計画・内容との一貫性 | 計画書の計画・内容を変更することなく研究を一貫して実施できる。あるいは、大きな変更がある場合、その理由・解決策等を詳細に分かりやすく示すことができる。 | 計画書の計画・内容に対して軽微な変更が1箇所あるものの、研究を一貫して実施できる。あるいは、大きな変更がある場合、その理由・解決策等を分かりやすく示すことができる。 | 計画書の計画・内容に対して軽微な変更が数か所程度あるものの、研究を一貫して実施できる。あるいは、大きな変更がある場合、その理由・解決策等を示すことができる。 | 計画書の計画・内容と実施内容に一貫性を保てない。あるいは、大きな変更がある場合、その理由・解決策等を示せない。 |
8.文章表現の適切性(D2-4)
| 英文アブストラクト、研究論文、成果要旨に誤字や脱字がなく、専門用語を用いて論理的に記述できる。さらに研究論文では、図表等を用いて文章を補完し、研究内容を分かりやすく表現できる。 | 英文アブストラクト、研究論文、成果要旨に誤字や脱字がなく、専門用語を用いて論理的に記述できる。 | 英文アブストラクト、研究論文、成果要旨に誤字や脱字が少なく、論理的に記述できる。 | 英文アブストラクト、研究論文、成果要旨に誤字や脱字が目立ち、論理的整合性もない。 |
9.学修経験の反映 | 学修した専門知識を、シミュレーションまたは実験に用いるだけでなく、課題解決の考え方に反映し、課題を解決できる。 | 学修した専門知識を、シミュレーションまたは実験に用いるだけでなく、課題解決の考え方に反映させることができる。 | 学修した専門知識を、シミュレーションまたは実験に用いることができる。 | 学修した専門知識を、シミュレーションまたは実験に用いることができない。 |
10.口頭発表でのコミュニケーション能力(D1-4) | 研究発表会において、ほぼ規定時間内に分かりやすい報告ができ、さらに質疑に正しく応答できる。 | 研究発表会において、ほぼ規定時間内に分かりやすく報告し、質疑に応答できる。 | 研究発表会において、報告ができる。 | 研究発表会において、報告ができない。 |
11.十分な文献調査(E2-4) | 研究テーマに関係する学会発行の論文誌を複数調査できる。 | 研究テーマに関係する学会発行の論文誌を調査できる。 | 研究遂行に必要な文献を調査できる。 | 研究遂行に必要な文献を調査できない。 |