到達目標
(1) 原子・原子核の世界における基本法則を理解して、物理量を求めることができる。 (2) 日常スケールにおける現象との関わりのもとで、アトミックスケールにおける物質階層を理解することができる。(B1-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | □やや応用的な場合についても,原子・原子核に応用して物理量を求めることができる。 | □量子力学における波動関数やエネルギーを基に、原子・原子核に応用して物理量を求めることができる。 | □原子・原子核に応用して物理量を求めることができない。
|
評価項目2 | □日常スケールと関連して、アトミックスケールの現象の現象を物理法則に基づいて記述することができる。 | □日常スケールと関連してアトミックスケールの現象を記述することができる。 | □日常スケールと関連してアトミックスケールの現象を記述することができない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
【プログラム学習・教育目標 】 B
説明
閉じる
実践指針 (B1)
説明
閉じる
実践指針のレベル (B1-4)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
現代の科学技術の発展は、原子や分子のようなミクロの世界の理解を抜きにして考えることはできない。本講義では微小な世界を記述する基礎理論である量子力学の応用を通じて、ミクロ世界について学び、将来の科学技術に役立てることを目指す。量子力学を履修済みであることが必要である。
授業の進め方・方法:
原子から原子核までの階層構造を俯瞰するため、それぞれのスケールでの特徴をつかむための事例を紹介しながら講義を進める。演習プリントにより原子・原子核物理の現象を扱うことにより、定量的な評価にどのように使われるのかを実践しながら理解していく。
注意点:
原子・原子核の自然現象を物理法則を用いて記述するレポートを課題として、授業の内容に沿って提出して、評価対象とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
原子・原子核 |
階層構造と大きさ・エネルギーのスケールを扱うことができる
|
2週 |
粒子の閉込め1 |
量子論・量子力学における波動関数・エネルギーを扱うことができる
|
3週 |
粒子の閉込め2 |
井戸型ポテンシャル問題での粒子の振る舞い、サイズとエネルギーを扱うことができる
|
4週 |
水素原子1 |
ボーア模型や量子論をもとに原子の取り扱いができる
|
5週 |
水素原子2 |
量子力学をもとに水素原子の電子の振る舞いを扱うことができる
|
6週 |
原子 |
電子の波動関数・エネルギー準位と原子の性質を結びつけて考えることができる
|
7週 |
原子核の基礎事項1 |
原子核の種類、同位体の性質を扱うことができる
|
8週 |
原子核の基礎事項2 |
質量公式、原子核の安定性を扱うことができる
|
4thQ |
9週 |
原子核の記述1 |
核力のポテンシャルと核構造を扱うことができる
|
10週 |
原子核の記述2 |
殻模型、魔法数を扱うことができる
|
11週 |
元素の起源 |
宇宙・星における元素合成過程について理解できる
|
12週 |
放射線 |
粒子線による物質への影響を扱うことができる
|
13週 |
原子核の崩壊1 |
半減期を扱うことができる
|
14週 |
原子核の崩壊2 |
α崩壊、トンネル効果を扱うことができる
|
15週 |
原子力エネルギー |
核分裂、原子炉について理解できる
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |