到達目標
1.地理的な見方・考え方や地理情報の重要性を理解し、自分なりに考えて説明できる。
2.インドアワークとフィールドワークとによって地域を読み解く地理的手法を修得し,実践できる。
3.地域社会や世界が抱える課題に対して技術がどのように対処していくべきかについて,複数の例を挙げて述べることができる。(A1-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.地理的な見方・考え方や地理情報の重要性を理解し、自分なりに考えて説明できる。 | □地理的な見方・考え方や地理情報の重要性について,授業で提示された事例以外の内容も盛り込んで,自分なりに説明できる。 | □地理的な見方・考え方や地理情報の重要性について説明できる。 | □地理的な見方・考え方や地理情報の重要性について説明できない。 |
2.インドアワークとフィールドワークとによって地域を読み解く地理的手法を修得し,実践できる。 | □地理的事象についてフィールドワークや室内での調査研究活動を行い,その成果について十分な考察を含めてレポートにまとめることができる。 | □地理的事象についてフィールドワークや室内での調査研究活動を行い,その成果をレポートにまとめることができる。 | □地理的事象についてフィールドワークや室内での調査研究活動の成果をレポートにまとめることができない。 |
3.地域社会や世界が抱える課題に対して技術がどのように対処していくべきかについて,複数の例を挙げて述べることができる。
(A1-4) | □地域社会や世界が抱える地理的課題の解決に向けて技術がどのように貢献できるかについて,複数の例を挙げて考察し,自分たちが社会の一員としてどのように生きていく(社会参画する)べきか論述することができる。 | □地域社会や世界が抱える地理的課題の解決に向けて技術がどのように貢献できるかについて,複数の例を挙げて述べることができる。 | □地域社会や世界が抱える地理的課題の解決に向けて技術がどのように貢献できるかについて,複数の例を挙げて述べることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
実践指針 (A1)
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実践指針のレベル (A1-4)
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【プログラム学習・教育目標 】 A
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教育方法等
概要:
本授業科目は,社会事象に対する地理的な見方・考え方によるアプローチの重要性・社会的有用性についての認識を深め,グローバル化が進む現代社会について地理的な観点から考察するとともに,それをふまえて身近な地域で実践することができる能力を養うことを目的とする。地理的手法を具現化したものとしての地図を中心に,地理的情報に関する基礎知識および扱い方について解説するほか,授業にフィールドワークを取り入れ,地域の実情を具体的に把握する手法を実践的に修得できるようにする。また,グローバル化が進んでいる現代における地理的課題についての関心を高め,国際社会に生きる人間としての自覚と資質を養うことを目指す。
授業の進め方・方法:
授業は教室での講義および調査・地図作業・議論・発表などの活動と野外での巡検(フィールドワーク)から構成される。
巡検は,まとまった時間が必要となるため,通常の授業時間割の時間内ではなく,授業がない休日を利用して実施する予定である。実施日時については,授業開始後に受講生の都合をふまえて決定する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
本授業科目の内容・方法および学習の目標を理解することができる。
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2週 |
統計で地域を考える(1)地域統計 |
地域の実態を知る手段として各種の統計資料やウェブ上での統計情報サービス(RESASなど)が利用可能であることを理解できる。
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3週 |
統計で地域を考える(2)発表 |
ひとつの地方自治体を取り上げ,統計資料をもとにその地域の現状と課題を分析し,発表することができる。
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4週 |
統計で地域を考える(3)グループ討議 |
地方自治体の現状と課題に関する受講生の発表を相互に聴き,地域的な課題の解決を目指した議論を行うことができる。
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5週 |
地域景観を読み解く(1)巡検事前学習 |
三島市を事例に,地域景観を形成する自然環境,歴史,人間活動の地域的特徴および相互の関係を知識として理解できる。
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6週 |
地域景観を読み解く(2)巡検 |
三島市内の巡検を通して,地域景観を形成する自然環境,歴史,人間活動の地域的特徴および相互の関係を具体的に理解できる。
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7週 |
〃 |
〃
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8週 |
地理情報と社会(1)地図にすると分かる |
主題図をもとに考える地理学的手法の有益性を理解できる。
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4thQ |
9週 |
地理情報と社会(2)位置情報の重要性 |
GNSSに関する知識を深め,現代社会における位置情報の重要性を理解できる。
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10週 |
地理情報と社会(3)地図と空中写真 |
地表の状況を把握する手段として空中写真があるおよびその社会的重要性を理解できる。
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11週 |
地理情報と社会(4)地図の作成 |
地図がどのように作成されるか理解し,地図に著作権があること,オープンライセンスの地図データの取り組みとしてOpenStreetMapがあることを理解できる。
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12週 |
グローバル時代の世界の結びつき(1)国際航空路 |
毎日多数の航空機が行き交い,世界スケールで地域が結び付いていることを理解できる。
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13週 |
グローバル時代の世界の結びつき(2)国際航空路 |
日本発着の国際線航空便の就航データをもとに,日本と世界との結び付きについて,その特徴を理解できる。
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14週 |
グローバル時代の世界の結びつき(3)国際貿易 |
貿易のもつ意味を理解し,保護貿易から自由貿易への流れ,フェアトレードという新しい動きについて理解できる。
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15週 |
まとめ |
現代社会における地理的な考え方や地理情報の重要性およびそれと技術との関わりについて,自分の考えを発表し,議論することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表・課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 100 |
1.地理的な見方・考え方や地理情報の重要性を理解し、自分なりに考えて説明できる。 | 0 | 40 | 40 |
2.インドアワークとフィールドワークとによって地域を読み解く地理的手法を修得し,実践できる。 | 0 | 40 | 40 |
3.地域社会や世界が抱える課題に対して技術がどのように対処していくべきかについて,複数の例を挙げて述べることができる。 (A1-4) | 0 | 20 | 20 |