到達目標
企業技術者が技術だけに注力してものづくりを行う時代は終わり、今後は、経営的視点を持った技術者であることが要求されます。経営工学とは、経営的視点から技術を俯瞰する学問分野であり、その守備範囲は広範に亘るが、本科目においては、MOT(Management of Technology 技術経営)に的を絞り、主として以下の事項について、講義受講とレポート作成を通じて学ぶ。 1.MOTとは何か 2.経営資源とその活用 3.市場と製品開発 4.論理的思考とマネジメント 5.企業の社会的責任(CSR)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 企業経営におけるMOT的視点の重要性について説明出来る。 | □企業経営においてMOT的視点の重要性について、実例を交えて説明ができる。 | □企業経営においてMOT的視点の重要性について概略の説明ができる。 | □企業経営においてMOT的視点の重要性について概略の説明ができない。 |
評価項目2 経営資源としての技術を市場に投入し、利益を得るためのマネジメントについて説明が出来る。 | □経営資源ととしての技術の活用とそのマネジメントについて、実例を交えて説明ができる。 | □経営資源ととしての技術の活用とそのマネジメントについて概略説明ができる。 | □経営資源としての技術の活用とそのマネジメントについて説明ができない。 |
評価項目3 企業の社会的責任(CSR)の一環として重要な「環境への配慮」に対し、地域や地球に悪影響を与えないための有効な手法について2つ以上説明出来る。(A1-4) | □企業が行う地球や地域に環境へ悪影響を与えないための有効な2つ以上の手法について、実例を交えて説明が出来る。 | □企業が行う地球や地域に環境へ悪影響を与えないための有効な2つ以上の手法について説明が出来る。 | □企業が行う地球や地域の環境に悪影響を与えないための有効な2つ以上の手法についての説明が出来ない。 |
学科の到達目標項目との関係
実践指針 (A1)
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実践指針のレベル (A1-4)
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【プログラム学習・教育目標 】 A
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教育方法等
概要:
(1)企業経営におけるMOT的視点の重要性について説明出来る。
(2)経営資源としての技術を市場に投入し、利益を得るためのマネジメントについて説明が出来る。
(3)企業の社会的責任(CSR)の一環として重要な「環境への配慮」に対し、地域及び地球に悪影響を与えないための有効な手法について、深い洞察力と多面的考察力を持って説明出来る。(A1-4)
授業の進め方・方法:
講義受講と、レポート作成の2つを主要な授業内容とする。なお、教科書の一部の章については、時間の関係から割愛する。
注意点:
1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本プログラムの目的、授業の進め方、評価方法の説明、MOTとは
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2週 |
技術
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知的財産とは、特許と実用新案、知的情報の活用と管理
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3週 |
知的財産マネジメント |
知的財産とは、特許と実用新案、知的情報の活用と管理
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4週 |
経営数値マネジメント |
財務諸表から見た企業の評価、原価計算と損益分岐点分析、資金調達計画
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5週 |
人材管理
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能力評価、育成計画
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6週 |
マーケティング
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市場分析手法、商品化構想、販売戦略
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7週 |
R&Dマネジメント |
研究・開発のプロセス
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8週 |
プロダクトマネジメント |
戦略的なものづくり
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2ndQ |
9週 |
品質マネジメント |
品質管理手法
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10週 |
論理的思考 |
論理的思考方法
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11週 |
リスクマネジメント |
リスクアセスメント、リスクコントロール
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12週 |
プロジェクトマネジメント |
プロジェクトチームの編成、進捗管理手法
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13週 |
ビジネスプロセスマネジメント |
バリューチェーン、サプライチェーン
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14週 |
ボーダレスビジネス |
最新の世界ビジネス環境
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15週 |
環境マネジメント |
CSR活動、コンプライアンス、環境マネジメント
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
企業経営におけるMOT的視点の重要性について説明出来る。 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
経営資源としての技術を市場に投入し、利益を得るためのマネジメントについて説明が出来る。 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
企業の社会的責任(CSR)の一環として重要な「環境への配慮」に対し、地域や地球に悪影響を与えないための有効な手法について2つ以上説明出来る。(A1-4) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |