ネットワーク

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ネットワーク
科目番号 2018-809 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 医療福祉機器開発工学コース 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 水野忠則 監修,”コンピュータネットワーク概論 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 27)”,共立出版,2014.
担当教員 嶋 直樹

到達目標

コンピュータネットワーク技術の基本的な構造,技術を理解し,以下に示す項目を行えるようになることを目標とする。
1.情報ネットワークの基礎となる階層化アーキテクチャの概念について説明できる。
2.ネットワークを介して情報がどのよいうに伝送,処理されてるか説明できる。
3.情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか説明できる。
4.インターネットにおける通信がどのように行われるのか調査し、その過程を説明できる。(C2-4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.情報ネットワークの基礎となる階層化アーキテクチャの概念について説明できる。 □OSI参照モデル各階層の目的、機能について例を用いて分かりやすく説明することができる。 □TCP/IP参照モデル各階層の目的、機能を例を用いて分かりやすく説明することができる。□OSI参照モデル各階層の目的、機能を説明することができる。 □TCP/IP参照モデル各階層の目的、機能を説明することができる。□OSI参照モデル各階層の目的、機能を説明することができない。 □TCP/IP参照モデル各階層の目的、機能を説明することができない。
2.ネットワークを介して情報がどのよいうに伝送、処理されてるか説明できる。□ネットワークに用いられているデータリンク技術について例を用いて分かりやすく説明することができる。 □LAN技術について例を用いて分かりやすく説明することができる。 □ネットワークに用いられている伝送技術について例を用いて分かりやすく説明することができる。□ネットワークに用いられているデータリンク技術について説明することができる。 □LAN技術について説明することができる。 □ネットワークに用いられている伝送技術について説明することができる。□ネットワークに用いられているデータリンク技術について説明できない。 □LAN技術について説明することができない。 □ネットワークに用いられている伝送技術について説明することができない。
3.情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか説明できる。□。情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか複数の例を用いて説明することができる。□情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか例を用いて説明することができる。□情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか例を用いて説明することができない。
4.インターネットにおける通信がどのように行われるのか調査し、その過程を説明できる。(C2-4)□インターネットにおける通信の過程を測定することができる。 □インターネットにおける通信の過程を測定したデータを用いて説明できる。□。インターネットにおける通信がどのように行われるのか調べ、それを説明することができる。□インターネットにおける通信がどのように行われるのか調べることができない。

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (C2) 説明 閉じる
実践指針のレベル (C2-4) 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピューターネットはコンピュータ間の相互接続の技術として開発が始められたが,すでに携帯電話をはじめとして様々な電子機器にも組み込まれ,社会を支える基盤と考えられるまでに成長している.本講義ではこのように重要となったコンピュータネットワークを支える技術の基礎的な概念と手法を学び,電子機器に携わる技術者としてこの技術を活用できるようになることを目標とする.
授業の進め方・方法:
・授業はOneNote等をプロジェクタに投影して行う.また,資料の配付はOneNote Class Notebookを通じて配布する.
・検索をしながら聴講することを推奨するので,インターネット接続可能なノートPC,タブレットの持参を勧める.
注意点:
・試験50%、課題40%、ショートテスト10%。授業目標4(C2-4)が標準基準(6割)以上で、かつ科目全体で60点以上の場合に合格とする。評価基準については、成績評価基準表による.
・OneNote Class Notebookによる共有には機構Office365アカウントが必要なため,必ずアカウントを有効化しておくこと.

1.試験や課題レポート等は、JABEE 、大学評価・学位授与機構、文部科学省の教育実施検査に使用することがあります。
2.授業参観される教員は当該授業が行われる少なくとも1週間前に教科目担当教員へ連絡してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,コンピューターネットの発展
2週 コンピュータネットワークの応用技術
3週 ネットワークの形態
4週 OSI参照モデル
5週 TCP/IP参照モデル
6週 誤り制御,フロー制御
7週 データリンクプロトコル
8週 LANのネットワーク基本構成
2ndQ
9週 インターネットワーキング技術
10週 データ交換方式
11週 インターネットの構築
12週 衛星通信ネットワーク
13週 移動体通信ネットワーク
14週 通信伝送路,通信方式
15週 試験問題解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

A:定期試験B:課題レポートC:その他(e-Learningショートテスト)合計
総合評価割合504010100
1.情報ネットワークの基礎となる階層化アーキテクチャの概念について説明できる。250530
2.ネットワークを介して情報がどのよいうに伝送、処理されてるか説明できる。250530
3.情報通信機能を用いてどのようなサービスが実現されているか説明できる。010010
4.インターネットにおける通信がどのように行われるのか調査し、その過程を説明できる。(C2-4)030030