専攻科実験

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 専攻科実験
科目番号 2024-813 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 医療福祉機器開発工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:6
教科書/教材 必要に応じてマニュアル等の貸し出しを行う
担当教員 小谷 進,山之内 亘,専攻科 実験担当教員

到達目標

1.PBL課題に対し、問題点を理解し解決方法を報告書にまとめることができる
2.PBL課題に対し、共同研究者と協力しながら自主的に役割分担を決めて実施し、担当の仕事をこなすと同時にメンバーと連携して進める事ができる(E1-4)
3.成果をまとめてプレゼンテーションし、期限までに報告書を作成して提出できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1: PBL課題に対し問題点を理解し、工学的なアプローチに基づく解決方法を提示できる□PBL課題に対し、問題点を理解し解決方法を提示でき、関連する文献を用いた詳細な調査を行うことができる□PBL課題に対し、問題点を理解し解決方法を自分の言葉で述べることができる□PBL課題に対し、問題点を理解しできず、解決方法を自分の言葉で述べることができない
評価項目2: PBL課題に対し、共同実験者と協力しながら自主的に役割分担を定めて実施し、担当の仕事をこなすと同時にチームメンバーと連携して作業を進めることができる(E1-4)□PBL課題に対しリーダーとしてチームをまとめ、または分担者としてリーダーやメンバーとコミュニケーションをとりながら、円滑に作業を遂行することができる □自主的にPBL課題に取り組み、メンバーにアドバイスすることができる□PBL課題に対し分担者としてメンバーとコミュニケーションをとり、与えられた役割を遂行することができる □自主的にPBL課題に取り組むことができる□PBL課題を分担者として実施することができない (チームとして作業することができない) □自主的に課題に取り組むことができない(意欲がない/保てない)
評価項目3: PBL課題への取り組み成果を期限までにまとめて発表提出できる□期日までにプレゼンテーション資料を作成し、聴衆の大半が納得するプレゼンテーションを行うことができる □率先的に成果資料をまとめ、成果報告を行うことができる□期日までにプレゼンテーション資料を作成することができる □成果報告を行うことができる□期日までにプレゼンテーション資料を作成することができない □成果報告を行うことができない

学科の到達目標項目との関係

実践指針 (E1) 説明 閉じる
実践指針のレベル (E1-4) 説明 閉じる
【プログラム学習・教育目標 】 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
チームに分かれて医療・福祉に関係する機器の改良や提案・設計・試作・評価・発表を行う。これにより、医療機器の開発者に必要な問題分析能力、解析能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力の修得を目指す。
授業の進め方・方法:
本実験は、医療現場における課題に対して工学的アプローチによる解決方法を提案・検討する。
グループワークは地域企業と合同で行う。
注意点:
1.加工などの危険を伴う作業時は、安全靴や安全眼鏡、作業着を着用するようにしてください。
2.この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり30時間の事前学習・事後学習が必要となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス【山之内・実験担当教員】 実験の進め方や実施日程、評価方法についての説明と、安全に実験を行うために必要な準備や心がまえに関するレクチャーを受けることで、それらを演習において実践することができる。また、グループワークで用いるツールの使い方を習得する
2週 医療機器開発創造設計実験【山之内・実験担当教員】
①医療機器製造メーカのニーズの検討
医療機器製造メーカのニーズや課題を理解できる
3週 医療機器開発創造設計実験【山之内・実験担当教員】
②医療現場のニーズの検討
医療現場から寄せられたニーズ課題を理解できる
4週 医療機器開発創造設計実験
③医療現場ニーズに関する検討および企画立案
ニーズから改良案を提案できる
5週 医療機器開発創造設計実験
④医療現場ニーズに関する検討および企画立案
ニーズから改良案を提案できる
6週 医療機器開発創造設計実験
⑤医療現場ニーズに関する検討および企画立案
ニーズから改良案を提案できる
7週 医療機器開発創造設計実験
⑥医療現場ニーズに関する検討および企画立案
ニーズから改良案を提案できる企画案と企画プレゼンテーションを作成できる
8週 医療機器開発創造設計実験【山之内・小谷】
⑦中間報告会
企画レビューにより他者の意見を収集し、より良い企画に落とし込むことができる
企画案を設計に落とし込みまとめることができる
2ndQ
9週 医療機器開発創造設計実験
⑧医療現場ニーズに関する検討および企画立案
レビューから企画案を改善することができる
10週 医療機器開発創造設計実験
⑨医療現場ニーズに関する検討および企画立案
レビューから企画案を改善することができる
11週 医療機器開発創造設計実験
⑩設計および試作
設計書を作成し、部品の選定ができる
12週 医療機器開発創造設計実験
⑪設計および試作
規格部品を発注し、それ以外の部品を設計して加工できる
13週 医療機器開発創造設計実験
⑫設計および試作
企画案を実現するための製品を試作できる
14週 医療機器開発創造設計実験
⑬試作品の完成、報告書・スライドの作製
医療機器の改良・設計・試作・評価について報告書とスライドの形でまとめることができる
15週 発表会
【山之内・実験担当教員】
演習を通じて作成した医療機器の改良案と結果について、スライドを用いてプレゼンテーションできる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験日報相互評価報告書ポートフォリオプレゼンテーション合計
総合評価割合04000060100
評価項目1:PBL課題に対し問題点を理解し、工学的なアプローチに基づく解決方法を報告書にまとめることができる000004040
評価項目2:PBL課題に対し、共同実験者と協力しながら自主的に役割分担を定めて実施し、担当の仕事をこなすと同時にチームメンバーと連携して作業を進めることができる(E1-4)030000030
評価項目3: PBL課題への取り組み成果を期限までにまとめて発表提出できる0100002030