国語Ⅰ乙A

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語Ⅰ乙A
科目番号 01122 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『結ひの古典』(高専古典教育研究会著 あるむ刊)/『常用国語便覧』(加藤道理他編著 浜島書店刊)、古語辞典
担当教員 江口 啓子

到達目標

(ア)文学作品を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を理解し、説明できる。
(イ)言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。
(ウ)報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、それを整理、分析できる。
(エ)整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開、表現方法を工夫し、報告・論文を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)文学作品を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を理解し、説明できる。文学作品を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を理解できる。文学作品に描かれたものの見方や登場人物の心情を理解できない。
評価項目(イ)言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えることができる。言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深めることができない。
評価項目(ウ)報告・論文の目的に応じて、適切な情報収集を行い、分析・整理することができる。報告・論文の目的に応じて、適切な情報収集を行うことができる。報告・論文の目的に応じて、適切な情報収集を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
古文・漢文の読解をとおして、当時の時代・文化背景を理解し、ものの考えかたを学び、現代の生活に生かす力を身につける。
授業の進め方・方法:
入門として、古典文学は仮名遣いから学ぶ。古典文法の概要を理解し、古語辞典を用い、自分で理解できる力をつける。現代語との比較から古語を考え、言語の歴史的な面も学ぶ。現代にはない文学の形態を学び、その楽しみ・特色を理解し、鑑賞する。また、漢文は、訓読のきまりから学ぶ。
注意点:
古語辞典を準備する。現代語の国文法の考え方を身につけておくこと。

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修(国)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(到達目標の提示と注意点の確認)・古文入門(古語と現代語との相違 歴史的仮名遣い 古語辞書の用い方) 到達目標と注意点を理解できる。古文読解に必須の基礎知識を理解できる。
2週 古典の動詞(国文法の考え方 意味・種類・現代語との相違)・説話の読解1(古文の入門として 古文の読み方) 古文読解に必須の基礎知識を理解できる。説話作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。
3週 古典の助動詞(国文法の考え方 意味・種類・現代語との相違)・説話の読解2(古文の入門として 古典語の文法) 古文読解に必須の基礎知識を理解できる。説話作品の主題などを理解できる。
4週 物語の読解1(時代・文化の背景) 物語作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。
5週 物語の読解2(語句解釈)・和歌の読解1(和歌の修辞法) 物語作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。和歌の読解に必須の基礎知識を理解できる。
6週 物語の読解3(語句解釈)和歌の読解2(和歌作品の概説) 物語作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。和歌作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。
7週 物語の読解4(主題把握)・和歌の読解3(和歌作品の解釈・鑑賞) 物語作品の主題などを理解できる。和歌作品の主題などを理解できる。
8週 物語の読解5(文章法理解 鑑賞)・和歌の読解4(和歌作品の解釈・鑑賞) 物語作品の主題などを理解できる。和歌作品の主題などを理解できる。
2ndQ
9週 レポート1(作成法理解 情報収集・分析・整理) 報告の作成について、要点を理解できる。報告の作成に必要な情報を収集・整理・分析できる。
10週 レポート2(情報収集・分析・整理) 報告の作成に必要な情報を収集・整理・分析できる。
11週 レポート3(情報収集・分析・整理 作成) 情報を収集・整理・分析し、報告を作成することができる。
12週 説話の読解1(時代・文化の背景)・和歌の読解5(和歌作品の解釈・鑑賞) 説話作品の読解に必須の基礎知識を理解できる。和歌作品の主題などを理解できる。
13週 説話の読解2(語句解釈 主題把握)・和歌の読解6(和歌作品の解釈・鑑賞) 説話作品の主題などを理解できる。和歌作品の主題などを理解できる。
14週 説話の読解3(文章法理解 鑑賞)・和歌の読解7(和歌作品の解釈・鑑賞) 説話作品の主題などを理解できる。和歌作品の主題などを理解できる。
15週 まとめ(学習内容・学習成果の振り返り) 今期の学習内容・学習成果を振り返り、整理できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語文学作品(小説・随筆・詩歌・古典等)を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前12,前13,前14,前15
言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前12,前13,前14,前15
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、それを整理、分析できる。3前9,前10,前11
整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開、表現方法を工夫し、報告・論文を作成できる。3前9,前10,前11

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100