概要:
この授業では、現代社会が持っている様々な特質を取り上げ、それらが持っている課題について主体的に考える。また、青年期の特徴を理解し、現代社会における青年期の課題についても考える。そして、現代社会における生きがいとは何かという問いに対して主体的に考え、自分なりの結論を導き出していくことができるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業の前半には授業内容について概要を説明し、後半の時間でグループに分かれて作業やディスカッションをしたり、関連したテーマで個人発表したりする。授業の理解度の確認のため、まとまりごとに小テストを実施する。
注意点:
適宜時事問題を取り上げていくので、新聞やテレビのニュースに関心を払い、興味深い話題については自分なりの考えを持つようにすること。議論の際には積極的に参加し、自分の意見を述べることができるようにしておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
現代社会の特質(授業へのイントロダクション) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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2週 |
科学技術の発達と生命の問題:バイオテクノロジー(遺伝子操作、クローン問題) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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3週 |
科学技術の発達と生命の問題:死の問題(脳死と臓器移植、安楽死と尊厳死) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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4週 |
地球社会の課題と環境:資源・エネルギー問題(様々なエネルギーと循環型社会) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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5週 |
地球社会の課題と環境:地球と地域の環境問題、環境倫理 |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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6週 |
高度情報社会:高度情報化のメリットと高度情報社会の今後 |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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7週 |
高度情報社会:高度情報社会の課題、情報リテラシー |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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8週 |
国際社会と日本人:国際化とグローバル化(異文化理解と多文化主義、国際人としてのあり方) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
国際社会と日本人:戦争と平和(人類の福祉と平和の課題、世界平和と国連) |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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10週 |
国際社会と日本人:人口・食糧問題、豊かさと貧困 |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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11週 |
家族・地域社会:少子高齢社会 |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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12週 |
家族・地域社会:男女共同参画社会、社会福祉 |
(ア)将来技術者を目指す者として、現代社会の特質や課題について理解し、説明することができる。
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13週 |
青年期:青年期の意義と課題、青年期の自己形成 |
(イ)人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、説明することができる。
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14週 |
青年期:欲求と適応、生きがいについて(自己実現と幸福、社会参加とボランティア活動) |
(イ)人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、説明することができる。
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15週 |
授業のまとめ |
(ウ)様々な資料から適切に情報収集し、複数の情報を整理・構造化して論理的に表現することができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前13,前14 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | 前6,前7 |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | 前7 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 前8,前9,前10 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前15 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前15 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前15 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 前15 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 前15 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前15 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 前15 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前15 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前15 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前15 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 前15 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前15 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | 前13 |