国語ⅡA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語ⅡA
科目番号 02121 科目区分 一般 / 必履修,選択必修(国)
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『精選現代文B』(三角洋一他著 東京書籍刊)/『国語総合 改訂版』(井島正博他著 筑摩書房刊)、『高校漢字の総練習(四訂版)』(野元菊雄監修 三省堂刊)、『常用国語便覧』(加藤道理他編著 浜島書店刊)、辞典等
担当教員 山口 比砂

到達目標

(ア)常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。語彙の意味を理解し、思考や表現に活用できる。
(イ)文学的な文章に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を表明できる。
(ウ)論理的な文章の構成や展開を的確に捉え、キーワード・キーセンテンスに着目して要約できる。
(エ)論理的な文章に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて、自分の意見を表明できる。
(オ)課題に応じ、他者の立場を尊重しつつ根拠に基づく議論を行い、自分の考えや集団としての思いを整理できる。
(カ)専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。語彙の意味を理解し、思考や表現に活用できる。常用漢字の音訓を正しく読み書きできる。常用漢字の音訓を正しく読み書きできない。
評価項目(イ)文学的な文章に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を表明できる。文学的な文章に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取れる。文学的な文章に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取れない。
評価項目(ウ)論理的な文章の構成や展開を的確に捉えて要約し、論拠を検証を踏まえて自分の意見を表明できる。論理的な文章の構成や展開を的確に捉えて内容を正しく理解できる。論理的な文章の構成や展開を的確に捉えて内容を正しく理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
現代文と古典を取り扱う。現代文では小説・評論文を取り上げ、読解力、鑑賞力を養成するとともに、自分を含めた人間存在に対する理解を深め、社会一般に対する判断力、批判力を身につける。古典は日本あるいは中国の前近代の代表的な作品などを取り上げ、当時の人々の物の見方・考え方などを学ぶ。常用漢字については昨年度使用したテキストを継続して書き取りの演習を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:
前年度に引き続き、漢字書き取りの演習を行う。作文(夏休みの読書体験記など)を課題とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(到達目標の提示と注意点の確認) 到達目標と注意点を理解できる。
2週 文学的な文章の読解 1(物語構造の考察)・常用漢字の学習 文学的な文章の物語構造を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
3週 文学的な文章の読解 2(場面や登場人物設定の考察)・常用漢字の学習 文学的な文章の場面や登場人物設定を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
4週 文学的な文章の読解 3(効果的な表現技法の考察)・常用漢字の学習 文学的な文章の効果的な表現技法を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
5週 文学的な文章の読解 4(登場人物の心理描写の考察)・常用漢字の学習 文学的な文章の登場人物の心理を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
6週 文学的な文章の読解5(主題の考察と意見文の作成) 文学的な文章の主題を考察し、自分の思いや考えを整理して表明することができる。
7週 論理的な文章の読解1(語句の読み・意味の確認 文章構成の把握)・常用漢字の学習 論理的な文章の基礎知識と構成を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
8週 論理的な文章の読解2(キーワード・キーセンテンスの把握 各段落の要旨)・常用漢字の学習 論理的な文章の各段落の要旨を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
2ndQ
9週 論理的な文章の読解 3(各段落の要旨の把握・要約)・常用漢字の学習 論理的な文章の各段落の要旨を把握し、要約できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
10週 論理的な文章の読解 4(主題の考察・意見文の作成) 論理的な文章の主題を考察し、自分の思いや考えを整理して表明することができる。
11週 前近代の文章の読解1(時代・文化背景の理解 語句の理解)・常用漢字の学習 日本あるいは中国の前近代の文章の基礎知識を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
12週 前近代の文章の読解2(主題の把握)・常用漢字の学習 日本あるいは中国の前近代の文章の主題を理解できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
13週 前近代の文章の読解3(鑑賞)・常用漢字の学習 日本あるいは中国の前近代の文章を鑑賞できる。常用漢字を正しく読み書きできる。
14週 読書体験の言説化(文章作成法の理解) 読書体験を言説化し、自分の考えや思いを表現する方法を理解できる。その過程で専門分野に関する用語を適切に活用する方法を理解できる。
15週 まとめ(学習内容・学習成果の振り返り) 学習内容・学習成果を振り返り、整理できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前7,前8,前9
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前10
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前11,前12,前13
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前2,前7
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前2,前7
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前14
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前6,前10,前14
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前6,前10,前14
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前6,前10,前14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前6,前10,前14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前6,前10,前14
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前6,前10,前14
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前6,前10,前14
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前6,前10,前14

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合304525100
基礎的能力304525100