英語講読ⅢA

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 英語講読ⅢA
科目番号 03127 科目区分 一般 / 選択必修(英)
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Interpretive Reading(自作テキスト)
担当教員 鈴木 基伸

到達目標

(ア)Interpretive Readingの学習を通して、英文の内容を把握し、毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。
(イ)英語コミュニケーションのための基礎的スキルとして、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答、発表のための準備活動や情報収集、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)の使用、および平易な英語での口頭発表や内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。
(ウ)母国以外の言語や文化や歴史に敬意を払い、様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について理解し、異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈し、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(ア)Interpretive Readingの学習を通して、英文の内容を把握し、毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。Interpretive Readingの学習を通して、英文の内容を把握し、毎分100語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、関心のあるトピックについて、120語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。Interpretive Readingの学習を通して、英文の内容を把握し、毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取り、関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができない。
評価項目(イ)英語コミュニケーションのための基礎的スキルとして、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答、発表のための準備活動や情報収集、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)の使用、および平易な英語での口頭発表や内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。英語コミュニケーションのための基礎的スキルとして、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答、発表のための準備活動や情報収集はできるが、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)のうち、「代用表現、聞き返し」ができない。また平易な英語での口頭発表はできるが、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができない。英語コミュニケーションのための基礎的スキルとして、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答、発表のための準備活動や情報収集、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)の使用、および平易な英語での口頭発表や内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができない。
評価項目(ウ)母国以外の言語や文化や歴史に敬意を払い、様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について理解し、異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈し、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。母国以外の言語や文化や歴史に敬意を払い、様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について理解し、異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈、および、教室内での英語による円滑なコミュニケーションをとることができるが、教室外では英語によるコミュニケーションをとることが困難である。母国以外の言語や文化や歴史に敬意を払い、様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について理解し、異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈し、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
Interpretive Readingの学習を通して、英語の四技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な力を養う。また、英語コミュニケーションのための基礎的スキルとして、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答の仕方、発表のための準備や情報収集の方法、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)の使い方を学ぶ。さらに、母国以外の言語や文化や歴史に敬意を払い、様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について理解し、異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈する心を養う。
授業の進め方・方法:
Interpretive Readingによる英文解釈の基本である「7つのポイント(Who, To whom, When, Where, Why, What, How)」を常に意識して英文を分析し、音読し、取り込んでいく、という方法を取る。また、学んだ英文を「モード転換」する活動を通して、英文にある語彙や表現を日常の会話にすぐに使えるように内在化する。
注意点:
学んだ英文は、何度も音読し、自分の中に取り込んでいくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Script 1 Boys, be ambitious!(1)
スピーチ(Boys, be ambitious!)を、interpretive readingに基づいて解釈する。
2週 Script 1 Boys, be ambitious!(2) 1週目に行った解釈を基に、スピーチ(Boys, be ambitious!)のモード転換を行う。
3週 Script 2 Look To This Day (1) 詩(Look To This Day)を、interpretive readingに基づいて解釈する。
4週 Script 2 Look To This Day (2) 3週目に行った解釈を基に、詩(Look To This Day)のモード転換を行う。
5週 Script 3 Limelight (1) 独白(Limelight)を、interpretive readingに基づいて解釈する。
6週 Script 3 Limelight (2) 5週目に行った解釈を基に、独白(Limelight)のモード転換を行う。
7週 Script 3 Limelight (3) 10週目に行う課題発表会のための準備を行う。
8週 前期前半のまとめ(Scripts 1-3) Scripts 1-3のinterpretive readingの復習をする。
2ndQ
9週 課題発表会練習 10週目に行う課題発表会のためのリハーサルを行う。
10週 課題発表会 Script 3(Limelight)をinterpretive readingを踏まえての朗読発表(ソロ)する。
11週 Script 4 The Great Dictator (1) スピーチ(The Great Dictator)を、interpretive readingに基づいて解釈する(前半)。
12週 Script 4 The Great Dictator (2) スピーチ(The Great Dictator)を、interpretive readingに基づいて解釈する(後半)。
13週 Script 4 The Great Dictator (3) 11・12週目に行った解釈を基に、スピーチ(The Great Dictator)のモード転換を行う。
14週 Script 4 The Great Dictator (4) Scripts 4のinterpretive readingの復習をする。
15週 Script 4 The Great Dictator (5) 映画"The Great Dictator"(前半)を見る。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前4,前6,前13
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前2,前4,前6,前7,前13,前15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前3,前5,前11,前12
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前2,前4,前6,前13
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前5,前8,前13,前15
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前9,前10
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前3,前5,前11,前12,前15
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1,前3,前5,前11,前12,前15
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前3,前5,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前1,前3,前5,前11,前12,前15

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
基礎的能力305020100