歴史特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史特論Ⅱ
科目番号 04209 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般教育 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし/2年、3年の歴史I、Ⅱで用いた教科書、タペストリーを参照することが望ましい
担当教員 京極 俊明

到達目標

(ア)19世紀から20世紀初頭のヨーロッパの歴史について理解できる。
(イ)産業革命と工業化による社会の変化について理解できる。
(ウ)帝国主義が世界に及ぼした影響について理解できる。
(エ)第一次世界大戦と総力戦について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目(A)19世紀から20世紀初頭のヨーロッパの歴史について理解し、説明できる。19世紀から20世紀初頭のヨーロッパの歴史について理解できる。19世紀から20世紀初頭のヨーロッパの歴史について理解できない。
評価項目(B)産業革命と工業化、ならびに帝国主義による社会の変化について理解し、説明できる。産業革命と工業化、ならびに帝国主義による社会の変化について理解できる。産業革命と工業化、ならびに帝国主義による社会の変化について理解できない。
評価項目(C)第一次世界大戦と総力戦について理解し、説明できる。第一次世界大戦と総力戦について理解できる。第一次世界大戦と総力戦について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
フランス革命と産業革命を経て、19世紀に欧米の社会は大きく変化した。工業化・都市化・義務教育など、現代社会の基礎が成立したのが、まさにこの時代である。また圧倒的な経済力・軍事力をもって、列強はアジア・アフリカを植民地化した。現在アジア・アフリカ諸国は独立を果たしたものの、植民地支配の影響は、いまだに残っている。本講義では、現代社会と世界情勢についての理解を深めるために、ドイツを中心として19世紀から20世紀初頭までのヨーロッパの歴史について講義する。
授業の進め方・方法:
注意点:
内容理解のため、予習、復習を欠かさないこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 「ドイツ」とは何か? 現代ドイツ事情と「ドイツ」という概念の定義の難しさについて理解できる。
2週 プロイセン王国 プロイセン王国の歴史について理解できる。
3週 ビスマルクによるドイツ統一 ビスマルクによるドイツ統一について理解できる。
4週 ドイツ帝国の統治構造 ドイツ帝国の統治構造について理解できる。
5週 ビスマルク時代 ビスマルク時代の内政、外交、社会について理解できる。
6週 ビスマルク時代 ビスマルク時代の内政、外交、社会について理解できる。
7週 ヴィルヘルム2世の即位と新航路政策 ヴィルヘルム2世時代の内政、外交、社会について理解できる。
8週 ヴィルヘルム2世の即位と新航路政策 ヴィルヘルム2世時代の内政、外交、社会について理解できる。
4thQ
9週 ドイツ帝国の社会と文化 ドイツ帝国の社会構造の変化と文化について理解できる。
10週 ドイツ帝国の社会と文化 ドイツ帝国の社会構造の変化と文化について理解できる。
11週 ドイツの拡張政策と海外植民地 ドイツの拡張政策と海外植民地について理解できる。
12週 ドイツの拡張政策と海外植民地 ドイツの拡張政策と海外植民地について理解できる。
13週 第一次世界大戦の勃発 第一次世界大戦勃発にいたる経緯と序盤戦について理解できる。
14週 総力戦体制の構築 総力戦体制の登場について理解できる。
15週 ドイツの敗北と第一次世界大戦の終結 ドイツの敗北と第一次世界大戦の終結について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100