現代社会学Ⅰ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 現代社会学Ⅰ
科目番号 04110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に指定せず、講義はプリントに沿っておこなう。/新詳高等地図、新編地理資料を必ず持参する事。(※いずれも1年次地理A・Bにて使用したもの)
担当教員 田中 健作

到達目標

(ア)現代社会学と地理学の特色をそれぞれ理解できる。
(イ)日本と世界の資源問題(食料、資源、エネルギー)の基礎を理解できる。
(ウ)工業化に伴って生じる環境問題の基礎を理解できる。
(エ)日本の人口問題の基礎を理解できる。
(オ)多文化共生の基礎を理解できる。
(カ)ジェンダー問題の基礎を理解できる。

ルーブリック

最低限の到達レベルの目安(優)最低限の到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(不可)
現代社会における「関係」の理解現代社会を取り巻く「関係」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。現代社会を取り巻く「関係」を把握し理解する。社会学における「関係」の基礎を把握することができない。
現代社会における「影響」の理解現代社会を取り巻く「影響」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。現代社会を取り巻く「影響」を把握し理解する。社会学における「影響」の基礎を把握することができない。
社会における「構造」の理解現代社会を取り巻く「構造」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。現代社会を取り巻く「構造」を把握し理解する。社会学における「構造」の基礎を把握することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
グローバル化が進展していく中で、現代日本を取り巻く環境変化は著しい。また、それらの変化にともなって発生した社会問題も数多くみられる。このような状況の下で、私たちはこのような問題に如何に対応して、将来の日本社会の中でどのように生活を送るべきであるのか。_x000D_ 本科目では、様々な社会問題について、その対応策などを考えるための基礎として、高度経済成長期以降の日本を中心に、人口問題、環境問題、エネルギー問題、資源問題などについて具体例を挙げて講義する。講義に際しては、社会学と地理学の視点を中心に考察を進めたい。
授業の進め方・方法:
講義形式、ディスカッション、発表等。
注意点:
授業内容に該当する項目について、科目担当教員の薦める文献等で予め調べてくること。また、継続的に授業内容の復習を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代社会学と地理学 現代における社会と地域との結びつきを理解することができる。
2週 現代社会学と地理学 現代社会学の基礎を理解することができる。
3週 現代社会学と地理学 地理学の基礎を理解したうえで、現代社会学との接点を捉えることができる。
4週 世界・日本の食糧問題 食糧問題の全体像を大企業の動きから捉えることができる。
5週 世界・日本の食糧問題 食糧問題解決に向けて社会がどのような取り組みを行えばよいのか提案することができる。
6週 工業化の進展と環境問題 水俣病の発生メカニズムと地域社会の対応を捉えることができる。
7週 工業化の進展と環境問題 公害が地域や環境政策に与えた影響を理解する。
8週 ゴミ問題と資源循環型社会 日本における廃棄物処理と再資源化の全体像を捉えることができる。
2ndQ
9週 ゴミ問題と資源循環型社会 具体的な事例から、再資源化に必要な社会の在り方を考えることができる。
10週 日本と世界の資源・エネルギー問題 日本及び世界のエネルギー問題の全体像を捉えることができる。
11週 日本と世界の資源・エネルギー問題 新エネルギーの普及に向けた、国や地域の取り組みを理解することができる。
12週 人口問題と少子高齢化社会 日本の人口問題の基礎を理解することができる。
13週 人種とエスニシティ 多文化共生の基礎を理解することができる。
14週 ジェンダーと性役割 ジェンダー問題の基礎を理解することができる。
15週 まとめ これまでの内容を整理し、理解を深める。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100