現代社会学Ⅱ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 現代社会学Ⅱ
科目番号 04210 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に指定せず、講義はプリントに沿っておこなう。/新詳高等地図、新編地理資料を必ず持参する事。(※いずれも1年次地理A・Bにて使用したもの)
担当教員 林 泰正

到達目標

(ア)世界の人口動態について理解できる。
(イ)発展途上国の人口問題について説明できる。
(ウ)先進国の人口問題について説明できる。
(エ)都市構造・機能について理解できる。
(オ)発展途上国の都市問題について説明できる。
(カ)先進国の都市問題について説明できる。

ルーブリック

到達レベルの目安(優)到達レベルの目安(良)到達レベルの目安(不可)
世界における人口問題の因果関係について理解する。人口問題の「因果関係」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。都市社会を取り巻く「因果関係」を把握し理解する。都市社会を取り巻く「因果関係」を具体例から把握することができない。
世界における都市問題の「因果関係」を理解する。都市問題の「因果関係」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。都市問題を取り巻く「因果関係」を把握し理解する。都市問題を取り巻く「因果関係」を具体例から把握することができない。
日本における人口・都市問題を理解する。日本の「都市・人口問題」を踏まえたうえで、よりよい社会づくりに向けて提案を行う。日本の「都市・人口問題」を把握し理解する。日本の「都市・人口問題」を具体例から把握することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E2 機械工学技術者として実践の場面で倫理的価値判断ができる。また,工学的問題の解決策が,文化や環境に与える影響を理解している。
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE b 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
本講義では、現代社会における課題である「人口問題」と「都市・居住問題」について取り上げる。産業革命以降、世界全体の人口が急増している。しかしながら、発展途上国と先進国とでは異なる人口動態を見せ、それぞれで将来的な問題を抱える。もう一つの都市・居住問題に関しても、先進国と発展途上国とでは都市の発達過程が異なるとともに、それぞれで各種問題を内在させている。これらの諸課題の構造に迫り、より良い社会づくりに向けて提案ができることを本講義の目標とする。なお、受講者には発表を義務付け、課題点として評価する。
授業の進め方・方法:
講義、ディスカッション、発表等。
注意点:
授業内容に該当する項目について、科目担当教員の薦める文献等で予め調べてくること。また、継続的に授業内容の復習を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 世界の人口動態 世界の人口動態について説明することができる。
2週 発展途上国の人口問題 発展途上国の人口問題を理解することができる。
3週 先進国の人口問題 先進国の人口問題を理解することができる。
4週 移民・難民問題 世界における移民・難民問題を理解することができる。
5週 日本の人口問題 日本の人口問題を理解することができる。
6週 都市の成り立ち 都市の成り立ちについて歴史的過程を踏まえ、理解することができる。
7週 都市の構造(都心) 都心の構造について理解することができる。
8週 都市の構造(郊外) 郊外の構造について理解することができる。
4thQ
9週 都市の機能と都市圏 都市の有する機能について理解することができる。
10週 都市の機能と都市圏 都市の有する機能について理解することができる。
11週 商圏 都市の経済圏について理解することができる。
12週 発展途上国の都市・居住問題 発展途上国の都市・居住問題を理解することができる。
13週 先進国の都市・居住問題 先進国の都市・居住問題を理解することができる。
14週 日本の都市・居住問題 日本の都市・居住問題を理解することができる。
15週 まとめ これまでの内容を整理し、理解を深める。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100