学習・教育到達度目標 E2 機械工学技術者として実践の場面で倫理的価値判断ができる。また,工学的問題の解決策が,文化や環境に与える影響を理解している。
JABEE a 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
本校教育目標 ① ものづくり能力
概要:
人間の経済活動は人類の誕生以来続いてきた。とはいえ、そのあり方は時代や地域により大きく異なるし、その変化・発展の道筋も異なる。本講義では、経済活動とその背後に存在した様々な思想に注目し、その多様なあり方と現在に至るまでの経済成長の過程を考察する。
授業の進め方・方法:
基本的に毎回資料を配布し、その内容に沿って授業を進める。また授業内容に関する発言・発表を受講者に求めることがある。また受講者の要望などに基づいて授業内容・進度は適宜調整する。
注意点:
授業内容に該当する項目について,科目担当教員の紹介する文献などを中心として、継続的に復習を行うこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス:講義全体像の紹介 |
経済活動における思想の役割の重要性を理解できる。 紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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2週 |
「経済」とはどのような意味か? |
経済学史の大まかな流れについて理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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3週 |
資本主義と産業革命 |
産業革命と資本主義の関係について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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4週 |
近代の諸権利 |
近代的諸権利と経済活動の関わりについて理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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5週 |
商業社会と同感 |
A.スミスの同感概念と経済活動の関わりを理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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6週 |
分業と相互依存 |
A.スミスの分業概念と商業社会における人間のあり方について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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7週 |
国際的分業 |
D.リカードを通して比較優位について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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8週 |
理解度の確認① |
これまでの講義内容について習熟度合いを確かめる。 これまでの講義内容を復習する。
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4thQ |
9週 |
文明への批判 |
J,J,ルソー『人間不平等起源論』の議論を理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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10週 |
資本主義批判 |
マルクスを通して講義で紹介した資本主義の問題の概要を理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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11週 |
資本主義と国家 |
エンゲルス―レーニンの国家批判の概要を理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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12週 |
経済活動と公害 |
日本の4大公害についての概要を理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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13週 |
資本主義とエコロジーの思想① |
経済成長と環境の関連について理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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14週 |
資本主義とエコロジーの思想② |
環境問題に関する近年の取り組みについて理解できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義内容を復習する。
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15週 |
理解度の確認② |
地理的・歴史的特殊性を踏まえつつ、経済活動と思想の在り方の関係についての問題を設定し、適切に論述できる。 配布資料や紹介した文献を参照し講義全体の内容を復習する。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |