工学基礎演習

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 工学基礎演習
科目番号 11323 科目区分 専門 / 必履修,選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 ポイントでマスター 基礎からはじめる 情報リテラシー Office2016対応_x000D_ 杉本くみ子、吉田栄子 共著 実教出版 ISBN:978-4-407-34055-6/「機械製図」 林洋次 監修 (実教出版)_x000D_      「機械製図演習」 近藤巌 編 (パワー社) ISBN:978-4-8277-3040-1
担当教員 兼重 明宏,林 伸和,清水 利弘,鬼頭 俊介,若澤 靖記,小谷 明,田中 淑晴,上木 諭,中村 裕紀,淺井 一仁,神永 真帆

到達目標

(ア)機械工学で学ぶ領域を理解し、コンピュータおよびネットワークの利用マナーを理解できる。
(イ)ワープロソフトを用いて図表を含んだ文章を作成できる。
(ウ)表計算ソフトを用いて数値の計算、並び替え、判定、グラフの作成ができる。
(エ)プレゼンテーションソフトを用いて発表資料を作成することができる。
(オ)1学年の数学・物理の基礎的な内容を理解できる。
(カ)製図の基礎について理解できる。
(キ)他人にわかりやすい情報の伝え方を理解できる。
(ク)郷土の産業の特徴について理解し、説明できる。
(ケ)基礎的な実験を行い、データ整理、考察および報告書の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械工学で学ぶ領域を理解し、コンピュータおよびネットワークの利用マナーを理解できる。機械工学で学ぶ領域を理解し、コンピュータおよびネットワークの利用マナーを理解できる。機械工学で学ぶ領域を理解し、コンピュータおよびネットワークの利用マナーを理解できない。
評価項目2ワープロソフトを用いて図表を含んだ様々な文章を作成できる。ワープロソフトを用いて図表を含んだ文章を作成できる。ワープロソフトを用いて図表を含んだ文章を作成できない。
評価項目3表計算ソフトを用いて数値の計算、並び替え、判定、グラフの作成ができる。表計算ソフトを用いて数値の計算、並び替え、判定、グラフの作成ができる。表計算ソフトを用いて数値の計算、並び替え、判定、グラフの作成ができない。
評価項目4プレゼンテーションソフトを使用して、発表資料を作成できる。プレゼンテーションソフトを使用して、発表資料を作成できる。プレゼンテーションソフトを使用して、発表資料を作成できない。
評価項目5数学・物理の基礎的な内容を理解し、応用問題を解くことができる。数学・物理の基礎的な内容を理解し、基本問題を解くことができる。数学・物理の基礎的な内容を理解できない。
評価項目6製図の基礎について理解し、規則に従って文字、線、簡単な図形を書くことができる。製図の基礎について理解できる。製図の基礎について理解できない。
評価項目7基礎的な実験を行い、データ整理、考察および報告書の作成ができる。基礎的な実験を行い、データ整理ができる。基礎的な実験を行い、データ整理ができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ① ものづくり能力
本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ③ 問題解決能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
機械工学科では将来ものづくりに携わる技術者として必要となる様々な分野の科目を学習する。本科目では機械工学に興味を持ってもらうとともに創造力、探究心を育み、同時に自分で問題を提起し解決する能力を養い、今後の専門科目を学ぶ上で必要となる基本的な知識・能力を身に付けることを目的とする。具体的には、機械工学の基礎となる製図、実験、情報技術などについて学び、専門科目の基礎となる数学・物理の基本的な内容を定着させるための演習を行う。
授業の進め方・方法:
注意点:
製図用具一式を用意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(本科目の概要、機械工学科で学ぶ科目の流れ) 本科目の概要、機械工学科で学ぶ科目の流れを理解する。
2週 コンピュータリテラシー(情報リテラシー、センター利用法、ワードの基本的な使い方) 情報リテラシーについて基本的な範囲を理解できている。
3週 コンピュータリテラシー(情報リテラシー、センター利用法、ワードの基本的な使い方) 文章体裁、文字の種類、行間、文字数などを含んだ例題のワード文書を作成する。
4週 コンピュータリテラシー(情報リテラシー、センター利用法、ワードの基本的な使い方) 表、図をを含んだ例題のワード文書を作成する。
5週 コンピュータリテラシー(ワードの基本的な使い方) 表、図をを含んだワード文書を作成する。
6週 物理学演習 1学年で学んだ物理学の演習
7週 数学演習 1学年で学んだ数学の演習
8週 コンピュータリテラシー(エクセルの基本的な使い方) エクセルを用いてグラフを含む文書を作成できる。
2ndQ
9週 コンピュータリテラシー(エクセルの基本的な使い方) エクセルの各種関数をある程度用いることができる。
10週 技術者倫理 技術者の倫理・責任について理解する。
11週 情報伝達 他人に分かりやすい情報の伝え方を理解する。
12週 郷土の産業調査 郷土の産業について理解する。
13週 物理学演習 1学年で学んだ物理学の演習
14週 数学演習 1学年で学んだ数学の演習
15週 リスクパトロール 学校内の危険な個所を探して、改善するためにはどうすればよいかを考える。
16週
後期
3rdQ
1週 コンピュータリテラシー(パワーポイントの基本的な使い方) パワーポイントを用いてプレゼンテーション文書を作成できる。
2週 郷土の産業調査 郷土の産業について理解する。
3週 研究室見学 機械工学科の研究について理解する。
4週 物理学演習 1学年で学んだ物理学の演習
5週 数学演習 1学年で学んだ数学の演習
6週 基礎実験 材料試験によって、材料強度を求めることができる。
7週 基礎実験 基礎的な電気回路を組み、電圧・電流を測定できる。
8週 基礎実験 球体物質の密度を測定できる。
4thQ
9週 基礎実験 素材の強度を考慮して部品を組み上げることができる。
10週 物理学演習 1学年で学んだ物理学の演習
11週 数学演習 1学年で学んだ数学の演習
12週 基礎図学(図面の重要性、機械要素、尺度、文字の書き方、線の書き方) 製図の基礎について理解できる。
13週 基礎図学(尺度、線の書き方) 製図の基礎について理解できる。
14週 基礎図学(線と図形の書き方) 製図の基礎について理解できる。
15週 基礎図学(図形の書き方、投影法の基礎) 製図の基礎について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4前10
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4前10
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4前2
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4前2
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4前2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。4前2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4前2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4前2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している4前2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。4前2
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4後12,後13,後14,後15
製図用具を正しく使うことができる。4後12,後13,後14,後15
線の種類と用途を説明できる。4後12,後13,後14,後15
物体の投影図を正確にかくことができる。4後12,後13,後14,後15

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100