機械工作法Ⅲ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械工作法Ⅲ
科目番号 15108 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「基礎塑性加工学 (第3版)」川並、関口、斉藤、廣井 編著(森北出版)
担当教員 淺井 一仁

到達目標

(ア) 塑性加工法における初等解析の基礎的な説明ができる。
(イ) 降伏条件式,摩擦(クーロン摩擦の仮定,せん断摩擦の仮定)について説明できる。
(ウ) 据込,圧延,押出し加工・引抜き加工,曲げ加工の初等解析について説明できる。
(エ) 切削加工について説明できる。
(オ) 切削加工の力学的解析について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1塑性加工法における初等解析法を説明できる。塑性加工法における初等解析の基本的な説明ができる。塑性加工法における初等解析の基本的な説明ができない。
評価項目2据込,圧延,押出し加工・引抜き加工,曲げ加工の初等解析について説明できる。据込,圧延,押出し加工・引抜き加工,曲げ加工の初等解析について基礎的内容について説明できる。据込,圧延,押出し加工・引抜き加工,曲げ加工の初等解析について基礎的内容について説明できない。
評価項目3切削加工の力学的解析について説明できる。切削加工の力学的解析に関する基本的な説明ができる。切削加工の力学的解析に関する基本的な説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C2-5 「機械と設計・生産・システム」に関する専門知識の修得
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ① ものづくり能力

教育方法等

概要:
われわれの生活の中において、多くの機械が役立っており、機械製品のない生活は考えられない。機械を製造するには、材料、設計、工作という3本柱がある。機械工作法Ⅲでは機械工作法Ⅰで学んだ塑性加工法(据込,圧延,押出し加工・引抜き加工,曲げ加工など)や切削加工について,基礎的な力学的解析を行い,塑性加工や切削加工についてさらに深く理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
機械工作法Ⅰ・Ⅱ,工業力学Ⅰ・Ⅱ,材料力学Ⅰ・ⅡA・ⅡBを習得していることを前提に授業を進める。
授業後に必ず復習し,学習内容の理解を深めること。
授業内容に関する課題を毎回提出すること。

選択必修の種別・旧カリ科目名

規制技術に含まれるものはない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 塑性加工法における初等解析法の概要
塑性加工法における初等解析法について説明できる。
2週 降伏条件式,摩擦(クーロン摩擦の仮定,せん断摩擦の仮定)の概要
降伏条件式,摩擦(クーロン摩擦の仮定,せん断摩擦の仮定)について説明できる。
3週 塑性加工(据込・軸対称)の初等解析(1) 塑性加工(据込・軸対称)の初等解析について説明できる。
4週 塑性加工(据込・軸対称)の初等解析(2) 塑性加工(据込・軸対称)の初等解析について説明できる。
5週 塑性加工(据込・斜面)の初等解析(1) 塑性加工(据込・斜面)の初等解析について説明できる。
6週 塑性加工(据込・斜面)の初等解析(2) 塑性加工(据込・斜面)の初等解析について説明できる。
7週 塑性加工(押出し加工・引抜き加工)の初等解析(1) 塑性加工(押出し加工・引抜き加工)の初等解析について説明できる。
8週 塑性加工(押出し加工・引抜き加工)の初等解析(2) 塑性加工(押出し加工・引抜き加工)の初等解析について説明できる。
2ndQ
9週 塑性加工(圧延)の初等解析(1) 塑性加工(圧延)の初等解析について説明できる。
10週 塑性加工(圧延)の初等解析(2) 塑性加工(圧延)の初等解析について説明できる。
11週 塑性加工(曲げ加工)の初等解析(1) 塑性加工(曲げ加工)の初等解析について説明できる。
12週 塑性加工(曲げ加工)の初等解析(2) 塑性加工(曲げ加工)の初等解析について説明できる。
13週 切削加工の力学的解析(1) 切削加工の力学的解析ついて説明できる。
14週 切削加工の力学的解析(2) 切削加工の力学的解析について説明できる。
15週 まとめ 塑性加工法の初等解析及び切削加工の力学的解析について説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合305020100
専門的能力305020100