到達目標
(ア)「哲学的思考」とは何かについて理解し、説明できる。
(イ)議論を再構成し、明確化することができる。
(ウ)哲学者の思想に触れ、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
(エ)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解できる。
(オ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | 哲学者の思想に触れ、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解し、主体的に考察することができる。 | 哲学者の思想に触れながら、そこでの議論を理解し、説明することができる。 | 哲学者の思想に触れながら、そこでの議論を理解し、説明することができない。 |
評価項目(イ) | クリティカル・シンキングを実践して、議論を再構成し、実際の問題を批判的・論理的に判断することができる。 | クリティカル・シンキングを実践して、議論を再構成することができる。 | クリティカル・シンキングを実践して、議論を再構成することができない。 |
評価項目(ウ) | 哲学的思考を活用して、現代社会の問題を主体的に考え、自分の考えを論理的に表現することができる。 | 哲学的思考を活用して、自分の考えを表現することができる。 | 哲学的思考を活用して、自分の考えを表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
科学技術が飛躍的に進歩し、複雑化した現代の社会においては、物事を批判的に検討し、問題を的確に分析して判断する能力が要求される。この授業では、哲学的思考を活用して実際の問題を批判的・論理的に考え判断することができるように、クリティカル・シンキングの手法を学ぶ。また、いくつかの事例を通して、現代社会の諸問題を主体的に考え、クリティカル・シンキングを実践しつつ、自分の考えを論理的に表現することができるようになることを目指す。
授業の進め方・方法:
注意点:
あらかじめ資料が提示された場合には、授業前に読んでおくこと。また、継続的に授業内容の復習を行うこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業へのイントロダクション:「哲学的思考」とは何か |
(ア)「哲学的思考」とは何かについて理解し、説明できる。
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2週 |
主張と議論:議論とは何か |
(イ)議論を再構成し、明確化することができる。
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3週 |
主張と議論:議論の流れ(接続と指示) |
(イ)議論を再構成し、明確化することができる。
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4週 |
主張と議論:議論の再構成 |
(イ)議論を再構成し、明確化することができる。
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5週 |
科学的思考:「科学的事実」の信頼性 |
科学的思考との比較の中で、「哲学的思考」とは何かについて理解し、説明できる。
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6週 |
科学的思考:反証可能性 |
科学的思考との比較の中で、「哲学的思考」とは何かについて理解し、説明できる。
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7週 |
科学的思考:日常生活における科学的思考法の実践 |
科学的思考との比較の中で、「哲学的思考」とは何かについて理解し、説明できる。
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8週 |
哲学的懐疑主義と文脈主義:デカルトの方法的懐疑 |
(ウ)哲学者の思想に触れ、そこでの議論を概念的に分析しつつ理解し、的確な表現を用いて説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
哲学的懐疑主義と文脈主義:論証の形式(根拠と結論)と論理的推論 |
(エ)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解できる。
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10週 |
哲学的懐疑主義と文脈主義:文脈主義の考え方 |
(エ)哲学的思考を活用して論理的に考える方法を理解できる。
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11週 |
価値主張のクリティカル・シンキング:価値主張と倫理的懐疑主義 |
(オ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
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12週 |
価値主張のクリティカル・シンキング:「生きる意味」の哲学的分析 |
(オ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
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13週 |
不確実性と合意形成:不確実な状況における推論の問題 |
(オ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
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14週 |
不確実性と合意形成:立場の違いに起因する問題、クリティカル・シンキングの倫理性 |
(オ)様々な価値観を理解し、それぞれの価値問題について合意形成するプロセスを理解できる。
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15週 |
授業のまとめ |
哲学的思考を活用して、自分の考えを論理的に表現することができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 | 100 |