到達目標
(ア)社会政策・社会保障・社会福祉の基本的な仕組みを理解することができる。
(イ)社会政策・社会保障・社会福祉に関する発想やその意義を歴史的に考察することができる。
(ウ)現在の社会政策・社会保障・社会福祉の問題点を指摘することができる。
(エ)今後の社会政策・社会保障・社会福祉の在り方に対して自分の意見を構築することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | 社会政策・社会保障・社会福祉の基本的な仕組みを理解し,他者に説明することができる. | 社会政策・社会保障・社会福祉の基本的な仕組みを理解することができる. | 社会政策・社会保障・社会福祉の基本的な仕組みを理解することができない. |
評価項目(イ) | 社会政策・社会保障・社会福祉に関する発想やその意義を歴史的に考察し,現代的な問題と関連付けて検討することができる. | 社会政策・社会保障・社会福祉に関する発想やその意義を歴史的に考察することができる. | 社会政策・社会保障・社会福祉に関する発想やその意義を歴史的に考察することができない. |
評価項目(ウ) | 現在の社会政策・社会保障・社会福祉の問題点を適切に指摘することができる. | 現在の社会政策・社会保障・社会福祉の問題点を指摘することができる. | 現在の社会政策・社会保障・社会福祉の問題点を指摘することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間は、生きていく上で常に健康で順調であるとは限らない。例えば、疾病、ケガ、障がい、失業、老齢といった様々な危機に直面する可能性がある。このような状況を個人や家族のみで解消することができない場合、どのような社会的な政策や制度を設計する必要があるだろうか。本講義では、時事問題を適宜取り上げながら、社会政策、社会保障、社会福祉に関する基礎的・基本的な事柄について検討していく。「経済学Ⅱ」(後学期)では、格差・貧困問題、家族・育児・公共支援、児童福祉、障がい者福祉、高齢者福祉について取り上げる。
授業の進め方・方法:
注意点:
毎回の講義で取り上げるトピックについて、講義時間外にも積極的に考えたり調べたりすることが望ましい。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション:社会政策、社会保障、社会福祉 |
社会政策、社会保障、社会福祉の基本的な枠組みが理解できる.
|
2週 |
「健康で文化的な最低限度の生活」とは何か? |
「生存権」の内実について理解できる.
|
3週 |
排除と包摂:「援助に値する者」と「援助に値しない者」の選別 |
排除と包摂について,基本的な考え方を理解できる.
|
4週 |
格差・貧困問題(1):社会問題としての貧困、絶対的貧困と相対的貧困 |
絶対的貧困と相対的貧困について理解できる.
|
5週 |
格差・貧困問題(2):子どもの貧困、高齢者の貧困、若者の貧困、貧困の連鎖 |
子ども,高齢者,若者の貧困について理解できる.
|
6週 |
格差・貧困問題(3):生活扶助制度、生活保護、「反貧困」の運動 |
生活保護制度について理解できる.
|
7週 |
家族・育児・公共支援(1):家族の役割、結婚、出産、子育て |
家族の役割について理解できる.
|
8週 |
家族・育児・公共支援(2):女性の社会進出と育児、育児不安、保育 |
女性の社会進出と育児について考えることができる.
|
4thQ |
9週 |
児童福祉(1):児童福祉の仕組みと現状 |
児童福祉について理解できる.
|
10週 |
児童福祉(2):子どもを取り巻く課題 |
子どもを取り巻く課題について考えることができる.
|
11週 |
障がい者福祉(1):「障がい」と「障がい者」の理解、障がい者福祉の制度と体系 |
障がい者福祉について理解できる.
|
12週 |
障がい者福祉(2):障がい者差別の温床とその克服、ノーマライゼーション |
障がい者福祉について理解できる.
|
13週 |
高齢者福祉(1):高齢者福祉の歴史的変遷、老後不安 |
高齢者福祉について理解できる.
|
14週 |
高齢者福祉(2):高齢者福祉の仕組みと現状、課題 |
高齢者福祉について理解できる.
|
15週 |
理解度の確認 |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |