基礎電気電子回路B

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎電気電子回路B
科目番号 13227 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「新版 メカトロニクスのための電子回路基礎」 西掘賢司 著(コロナ社)
担当教員 矢野 良和

到達目標

(ア)各種フリップフロップの動作を理解する。
(イ)カウンタやレジスタなどの設計法を理解する。
(ウ)7セグメントLEDのダイナミックドライブ方式、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサの利用法を理解する。
(エ)アドレスデコーダ回路を理解し、メモリや入出力回路をマイコンシステムに接続することができる。
(オ)マイコンの入出力ポートをプログラムにより操作することができる。
(カ)ステッピングモータ、DCモータの特性および制御法を理解する。
(キ)D/A・A/D変換器の動作を理解し、マイコンシステムに接続して使用することができる。
(ク)オペアンプの、反転・非反転・差動増幅回路の増幅度を導くことができ、また、加算・減算回路等の各種演算回路について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)各種フリップフロップの動作を理解し、目的の回路図が書ける各種フリップフロップの動作を理解する。各種フリップフロップの動作を理解できない。
評価項目(イ)カウンタやレジスタなどの設計法を理解し、使用することができる。カウンタやレジスタなどの設計法を理解する。カウンタやレジスタなどの設計法を理解できない。
評価項目(ウ)7セグメントLEDのダイナミックドライブ方式、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサを用いた回路図を書ける7セグメントLEDのダイナミックドライブ方式、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサの利用法を理解する。7セグメントLEDのダイナミックドライブ方式、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサの利用法を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、ディジタルICを使った応用回路や実際の回路での使用法について学習する。これらの知識を基に、マイクロコンピュータの構成および、マイクロコンピュータにメモリや入出力ポートを接続する方法、さらに、ステッピングモータやDCモータなどのマイクロコンピュータによる制御法について学ぶ。また、計測器やセンサに利用されているオペアンプについて、その特性および各種回路についても学習する。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 フリップフロップ回路 各種フリップフロップの動作を理解する。
2週 カウンタ回路・レジスタ回路 カウンタやレジスタなどの設計法を理解する。
3週 カウンタ回路・レジスタ回路 カウンタやレジスタなどの設計法を理解する。
4週 数字表示回路、スタティックドライブ方式、ダイナミックドライブ方式 7セグメントLEDのダイナミックドライブ方式の利用法を理解する。
5週 ゲート回路の応用、エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサ エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサの利用法を理解する。
6週 マイクロコンピュータの基礎、内部構成、メモリの種類と容量、アドレスデコーダ回路の設計法 アドレスデコーダ回路を理解し、メモリや入出力回路をマイコンシステムに接続することができる。
7週 マイクロコンピュータの基礎、内部構成、メモリの種類と容量、アドレスデコーダ回路の設計法 アドレスデコーダ回路を理解し、メモリや入出力回路をマイコンシステムに接続することができる。
8週 パラレル入出力ポートの使用法および設計法 マイコンの入出力ポートをプログラムにより操作することができる。
4thQ
9週 パラレル入出力ポートの使用法および設計法 マイコンの入出力ポートをプログラムにより操作することができる。
10週 ステッピングモータ、DCモータの特性およびマイコンによる制御法 ステッピングモータ、DCモータの特性および制御法を理解する。
11週 ステッピングモータ、DCモータの特性およびマイコンによる制御法 ステッピングモータ、DCモータの特性および制御法を理解する。
12週 D/A変換器とA/D変換器のマイコンによる制御法 D/A・A/D変換器の動作を理解し、マイコンシステムに接続して使用することができる。
13週 オペアンプの基本特性、反転増幅回路・非反転増幅回路の増幅度の導出および回路設計 オペアンプの、反転・非反転・差動増幅回路の増幅度を導くことができる。
14週 オペアンプを用いた差動増幅回路やコンパレータ、加減算回路、微分積分回路 オペアンプの、加算・減算回路等の各種演算回路について理解する。
15週 学習の総まとめ 答案を返却し、理解度の確認をする。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験合計
総合評価割合4060100
専門的能力4060100