到達目標
(ア)電気の技術史の概略を説明できる。
(イ)放電現象,放射線,超伝導現象の基本的な内容を説明できる。
(ウ)オームの法則を説明し,簡単な電気回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。
(エ)通信と電波の基本的な内容を説明できる。
(オ)クーロンの法則から電荷に働く力を導出できる。
(カ)代表的な家庭電化製品の簡単な原理を理解する。
(キ)科学技術が社会に与えた影響や電気の技術史を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | オームの法則を説明し,直並列接続回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。 | オームの法則を説明し,直並列接続回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できる。 | オームの法則を説明し,直並列接続回路の電圧・電流・抵抗・電力の値を導出できない。 |
評価項目(イ) | 放電現象,放射線,超伝導現象および電気の技術史を説明できる。 | 放電現象,放射線,超伝導現象および電気の技術史を説明できる。 | 放電現象,放射線,超伝導現象および電気の技術史を説明できない。 |
評価項目(ウ) | クーロンの法則を説明し,電荷間に働く力を導出できる。 | クーロンの法則を説明し,電荷間に働く力を導出できる。 | クーロンの法則を説明し,電荷間に働く力を導出できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では,電気・電子システム工学とはいかなる学問で,将来電気技術者を目指すためには何を学べばよいか,電気・電子工学が実社会でどのように生かされているかの実例および先端技術の紹介や解説を行う。
授業の進め方・方法:
電気・電子システム工学の基礎として簡単な電気回路および電気磁気学を解説し,電気・電子専門科目への下準備を行う。
注意点:
選択必修の種別・旧カリ科目名
旧カリ科目名:基礎工学ゼミ
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電気の技術史1:科学技術 |
電気の技術史の概略を説明できる。
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2週 |
放電現象の基礎 |
放電現象の基本的な内容を説明できる。
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3週 |
放射線の基礎 |
放射性物質と放射線の基本的な内容を説明できる。
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4週 |
超伝導現象の基礎 |
超伝導現象の基本的な内容を説明できる。
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5週 |
電気回路(合成抵抗,分圧則,分流則) |
直並列接続回路における合成抵抗,電圧,電流,電力の値を導出できる。
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6週 |
電気回路(合成抵抗,分圧則,分流則) |
直並列接続回路における合成抵抗,電圧,電流,電力の値を導出できる。
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7週 |
通信と電波 |
通信と電波の基本的な内容を説明できる。
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8週 |
電磁気現象,電気回路 |
電磁気現象や電気回路に関する基本的な内容を説明できる。
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4thQ |
9週 |
電気の技術史2:科学技術と社会 |
科学技術が社会に与えた影響や電気の技術史を理解する。
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10週 |
電荷間に働く静電力:点電荷に働く力 |
クーロンの法則を理解する。
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11週 |
電荷間に働く静電力:点電荷に働く力 |
クーロンの法則から電荷に働く力を導出できる。
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12週 |
電荷間に働く静電力:点電荷に働く力,等電位面と電気力線 |
クーロンの法則から電荷に働く力を導出できる。
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13週 |
家庭の中の電気:冷蔵庫とエアコン,ディスプレイ他 |
代表的な家庭電化製品の簡単な原理を理解する。
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14週 |
電気の技術史3:科学技術と社会 |
科学技術が社会に与えた影響や電気の技術史を理解する。
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15週 |
後期のまとめ |
後期に扱った内容を説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 電気 | クーロンの法則が説明できる。 | 1 | 後10 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 1 | 後9,後14,後15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 2 | 後5,後6 |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 2 | 後5,後6 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | 後5,後6,後8,後15 |
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。 | 2 | 後5,後6,後8,後15 |
電磁気 | 電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。 | 1 | 後10,後11,後12,後15 |
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。 | 1 | 後12 |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 50 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 50 | 20 | 100 |