電気数学A

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電気数学A
科目番号 72141 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 オリジナルプリント
担当教員 野中 俊宏

到達目標

(ア)ベクトル方程式を使って、空間中の平面と離れた点との距離を計算することができる。
(イ)基本的な数列と関数の極限を計算することができる。
(ウ)基本的な代数関数、および、三角関数の導関数を計算することができる。
(エ)指数・対数関数、および、乗除形の関数、合成関数の微分を計算することができる。
(オ)接線の方程式を求めることができる。
(カ)微分係数、導関数と関数のグラフの関係を理解し、極大点、変曲点を求め、グラフの概形を特定することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(イ)ベクトル方程式を使って、空間中の平面と離れた点との距離を計算する過程を分かりやすく説明することができる。ベクトル方程式を使って、空間中の平面と離れた点との距離を計算することができる。ベクトル方程式を使って、空間中の平面と離れた点との距離を計算することができない。
評価項目(ウ)関数の微分を応用した問題を理解し、解くことができる。基本的な関数の微分を計算することができ、応用した問題を理解できる。基本的な関数の微分を計算ことができない。
評価項目(エ)発展的な関数および数列の極限を計算することができる。基本的な関数および数列の極限を計算することができない。基本的な関数および数列の極限を計算することができない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
専門科目を履修するために不可欠な数学の知識を演習を通して定着させる。
授業の進め方・方法:
主に数学系科目で履修した内容について演習を行う。
注意点:
予習・復習を行うこと。

選択必修の種別・旧カリ科目名

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基礎解析ⅠAの復習
2次方程式とグラフ
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
2次方程式とグラフに関する問題を解くことができる。
2週 基礎解析ⅠAの復習
等式と不等式
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
等式と不等式に関する問題を解くことができる。
3週 線形数学ⅠAの復習
円や曲線
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
円や曲線に関する問題を解くことができる。
4週 基礎解析ⅠBの復習
指数と対数
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
指数と対数に関する問題を解くことができる。
5週 基礎解析ⅠBの復習
三角比
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
三角比に関する問題を解くことができる。
6週 線形数学ⅠBの復習
不等式が示す領域
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
不等式が示す領域に関する問題を解くことができる。
7週 線形数学ⅠBの復習
ベクトル
(今回の内容を復習すること)
ベクトルに関する問題を解くことができる。
8週 小テスト
(次回の内容を予習すること)
小テスト
2ndQ
9週 平面と点の距離,3次元空間中の直線と点の距離
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
ベクトル方程式を使って、空間中の平面(直線)と離れた点との距離を計算することができる。
10週 極限の考え方:基本的考え方、発散と収束、極限の計算法
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
基本的な数列と関数の極限を計算することができる。
11週 微分の定義:グラフとの対応、定義からの導出の具体例微分の線形性
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
導関数の定義、および、微分の線形性の理解し、具体例に適用できる。
12週 代数関数・三角関数の微分:定義を用いた計算法、法則性
乗算の微分
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
基本的な代数関数、および、三角関数の導関数の導出、および、乗算の微分の理解し、具体例に適用できる。
13週 指数・対数関数の微分
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
指数・対数関数の微分を計算することができる。
14週 陰関数の微分法、対数微分法
(今回の内容を復習し、次回の内容を予習すること)
対数微分法と陰関数の微分法を理解し、具体例に応用することができる。
15週 接線の方程式:微分係数と接線の傾き
(今回の内容を復習すること)
接線の方程式を求めることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合563014100
基礎的能力563014100