近代物理学

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 近代物理学
科目番号 74227 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気・電子システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 野中 俊宏

到達目標

(ア)力学の知識を使って質点に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できる.
(イ)力学の知識を使って剛体に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できる.
(ウ)電気力学の知識を使って荷電粒子に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できる.
(エ)電気力学の知識を使って静止媒質中の電磁界のエネルギーに関する諸量を定量的に算出できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)力学の知識を使って質点・剛体に関する諸量を定量的に算出し,実際の物質の運動を予測できる。力学の知識を使って質点・剛体に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できる.力学の知識を使って質点・剛体に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できない.
評価項目(イ)電気力学の知識を使って荷電粒子に関する諸量を定量的に算出し,運動を説明できる.電気力学の知識を使って荷電粒子に関する諸量を定量的に算出できる。電気力学の知識を使って荷電粒子に関する諸量を定量的に算出できない。
評価項目(ウ)電気力学の知識を使って静止媒質中の電磁界のエネルギーに関する諸量を定量的に算出でき,それらを微分することにより電磁界分布を予測できる.電気力学の知識を使って静止媒質中の電磁界のエネルギーに関する諸量を定量的に算出できる.電気力学の知識を使って静止媒質中の電磁界のエネルギーに関する諸量を定量的に算出できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 自然現象,特に物理現象に関する諸量を理論に基づいて導出できる.
JABEE c 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力

教育方法等

概要:
本講義では,機械やシステムの運動を予測,制御および解析することにより,力学の知識を工学の場面に応用することを目的として,力学および電気力学について典型的かつ基本的な現象を演習形式で理解し,力学の本質を理解するとともに力学・電気力学を定量的に取り扱える能力を修得する.  
授業の進め方・方法:
注意点:
物理Ⅰ・Ⅱ,基礎解析Ⅰ・Ⅱ,電磁気学の単位修得を前提として演習を進める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 質点の力学(1): 運動法則・保存則・保存力 運動法則・保存則・保存力について立式できる。
2週 質点の力学(1): 運動法則・保存則・保存力 運動法則・保存則・保存力について計算ができる。
3週 質点の力学(2): 振動,中心力 振動,中心力について立式できる。
4週 質点の力学(2): 振動,中心力 振動,中心力について計算ができる。
5週 質点の力学(3): 束縛運動,相対運動 束縛運動,相対運動について立式できる。
6週 質点の力学(3): 束縛運動,相対運動 束縛運動,相対運動について計算ができる。
7週 剛体の力学(1): 剛体運動 剛体運動について立式できる。
8週 剛体の力学(1): 剛体運動 剛体運動について計算ができる。
4thQ
9週 剛体の力学(2): 質点系の運動 質点系の運動について立式できる。
10週 剛体の力学(2): 質点系の運動 質点系の運動について計算ができる。
11週 電気力学(1):  ベクトル演算の基礎 ベクトルのgradientの計算ができる。
12週 電気力学(1):  ベクトル演算の基礎 ベクトルのdivergenceの計算ができる。
13週 電気力学(2):  ベクトル演算の応用 ベクトルのrotationの計算ができる。
14週 電気力学(2):  ベクトル演算の応用 ベクトルの微積分について計算ができる。
15週 電気力学(3):  荷電粒子の運動・静止媒質中の電磁界のエネルギー 荷電粒子の運動・静止媒質中の電磁界のエネルギーの計算ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト課題合計
総合評価割合504010100
専門的能力504010100